多忙な医師の情報収集のあり方を変えたい!メドピアが本気で挑む突破口“インターネットテレビ”とは

MedPeerChannel 加藤・山本

2020.2.7

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事業のウラ側

誰もが簡単に多くの情報にアクセス出来るようになった一方で、大事な情報を取捨選択することが難しくなってきているのが現在の情報化社会です。これは私たちだけでなく“医師”にとっても同じです。

多忙な医師が限られた時間を使い、本当に必要な情報へたどり着くにはどうしたら良いか―。
そんな課題への解決策として生まれたのが、医師のためのインターネットテレビ「MedPeer Channel」です。

「MedPeer Channel」が創り出す、多忙な医師への“新たな情報体験”とは?
医師の情報収集を本気でサポートするために動き出した事業開発担当者の加藤と山本の2人に、事業創出の経緯を語っていただきます。

多忙を極める医師へ、「ながら見/ながら聞き」による新たな情報体験を

ーーまずは、新サービス「MedPeer Channel」の概要について、お伺いします。

MedPeerChannel 加藤

加藤 浩司(かとう こうじ)

ドクターコミュニティプラットフォーム(DCP)事業部 事業部長

早稲田大学卒業後、大手監査法人を経て独立系コンサルティングファームに入社。PEファンドの投資先などに経営陣の一員として派遣される業務に長く従事し、中堅食品メーカーなど4社で企業経営に関与。2018年11月にメドピア株式会社に入社。

加藤:「MedPeer Channel」は、全国12万人の医師が登録する医師専用コミュニティサイト「MedPeer」内で開局した、医師のためのインターネットテレビです。

現代社会には大量の情報が溢れていて、その全てが正確なものだとは限りません。情報の波に流されず、正しい情報や自分にとって必要な情報を取捨選択することが求められています。

とりわけ医師は臨床や研究などに追われる多忙な毎日を送っており、なかなか情報収集にかける時間が取れません。限られた時間で膨大な情報から必要なものを効率よく収集できる環境を整えることで、「Supporting Doctors, Helping Patients.」というメドピアのミッションを実現したいと考え、事業を立ち上げました。

ーーなぜ、“テレビ”というメディア形式を選択されたのでしょうか?

加藤:当初はYouTubeのような動画サービスを扱うオンデマンド型メディアを検討しました。しかしオンデマンド型の動画メディアですと、医師が本当に観たいと思っている情報にたどり着くまでに、労力がかかってしまいます。医師が、この労力を解消するために、“検索しなくても「ながら見/ながら聞き」するだけで欲する情報が向こうから入ってくるサービス”として見出したのが“テレビ”型メディアでした。

もちろん、ラジオの様な音声メディアだけでも医療ニュースとしては成り立ちますが、「MedPeer Channel」の将来的な広がりを考えた時に、音声だけでなく“テレビ”形式を採用した方が良いと考えたことも、その理由です。

山本:さらに今後、第5世代移動通信システム「5G」が実装されれば、スマートフォンでも動画を視聴しやすくなります。医師の情報収集をサポートするという私たちの目的と、視聴環境が整うことへの親和性も高かったことから、“テレビ”というメディア形式を採用しました。

ーーオンデマンド型の動画コンテンツは世の中にたくさんありますが、テレビ形式は珍しいですよね。

MedPeerChannel 山本

山本 剛史(やまもと たけし)

ドクターコミュニティプラットフォーム事業部

東京大学公共政策大学院修了後、NHKに報道記者として入局。大分放送局で事件・災害・行政・選挙などを広く担当した後、報道局政治部で総理大臣官邸・復興庁・総務省などを取材。雑誌「ソトコト」の編集者を経て、2019年4月にメドピア株式会社に入社。

山本:はい、何より「医師の情報検索の煩雑さから解放する」ことに重きを置いて検討した結果、常時コンテンツが放送されている“テレビ”の形式が最適だったのです。今後番組のアーカイブ機能を実装することも検討してはいますが、基本的には現行のスタイルを基に発展させていく予定です。

制作のプロとの異色のタッグ。現場感覚を研ぎ澄ませ、生み出すコンテンツの数々

ーー「MedPeer Channel」では、どのようなコンテンツを放送しているのでしょうか。

山本:現在は医療ニュース番組が中心です。日々流れている医療ニュースの中でも、「これさえ見れば医療の最新動向が分かる」というものをピックアップし、フレッシュかつ重要度の高いニュースを医師の皆さんにお届けしています。
またその他にも、有名病院の症例検討会※の様子や、実際に行われている学会の講演などもコンテンツとして放送しています。

※院内の研修医や医療従事者が参加し、来院した患者等の検査結果や症状をヒントに、支援の進行状態を報告したり、今後の方針等を検討したりする場。

MedPeerChannel 画面
「MedPeer Channel」の画面イメージ(左:PC画面、右:携帯画面)

ーー今後は番組を増やしていく予定でしょうか?

山本:学びを目的としたアカデミックな番組だけではなく、医師のちょっとした息抜きとなるコンテンツも制作しています。たとえば、医師のプライベートに密着し、こだわりの趣味にスポットを当てて紹介するといったバラエティ番組など。ちょうど2020年1月からは、女性アイドルグループ「AKB48」とコラボした新番組「AKB48メドピア調査隊」なども放送をスタートしたところです。

今はニュース番組が中心ですが、注目の医療テーマについて深く議論する討論番組や、医師と患者のやりとりを取材したドキュメンタリー番組、医療クイズ番組など、ニーズに応じて番組のバラエティをもっと増やしていこうと思っています。

ーー番組をどのように制作しているのかも気になります。コンテンツの決定などは、どのようにして決定しているのでしょうか?

山本:メドピアには映像制作に明るい者がいないので、ノウハウをお持ちの東京メトロポリタンテレビジョン(以下、TOKYO MX)と共同制作をしています。

加藤:TOKYO MXと連携していく中で、プロの制作技術には感動しました。「餅は餅屋」といいますが、社内では「面白くなるのだろうか・・・」と頭を悩ませていたコンテンツ案も、TOKYO MXの番組制作の企画力が伴うことで、満足のいく番組になった事例は少なくありません。

ーーとはいえ、畑違いの企業がコンテンツをつくるとなると、意見がズレることもありそうです。

山本:提携が始まって間もなくは、一般のテレビで報道したい万人受けするようなニュースと、MedPeer Channelで取り上げたい医師関係者が欲する“専門性”のあるニュースとの違いを理解してもらう必要があり、両社のバランス感覚を維持することにとても苦労しました。

たとえば、「医療のニュース」と一括りに言っても、「ある病院の医療ミスで患者が重体になった」と「新たな治療薬の研究が進んでいる」は、全く毛色の違うニュースです。一般的には前者が優先的に放送されがちですが、後者はなかなか話題にならない場合もある。でも、それが大衆の目を引くニュースでなくとも、医師にとっては重要なニュースであることも珍しくないのです。

時には意見がズレてしまうこともありましたが、それも、サービスの立ち上げ段階からずっと両社ですり合わせてきましたので、今ではお互いの目線も合ってきて、理想的なコンテンツを制作できるようになってきています。

クリエイティブなメドピアの環境でこそ味わえる、自らの成長体験

MedPeerChannel 加藤・山本

ーーここで、お二人の入社経緯について教えてください。もともと前職も医療業界だったのでしょうか?

加藤:実は全く畑違いから転職しています。学生時代から「領域は問わないが、プロフェッショナルになりたい」という想いが強く、大学卒業後は大手の監査法人での仕事やM&Aアドバイザリーを経験しました。その後、PEファンドの投資先などに経営陣の一員として派遣されるという少し変わった仕事をしており、3年ほど前には食品メーカーの社長もしていました。2年に1社程度のペースで会社を転々としながら、複数の業界を経験するうちに、長い時間軸で事業をつくる側となって社会に貢献していきたいと考えるようになりました。

そんな折、前職の同僚にメドピアを紹介されました。数年前からメドピアのことは知っており、掲げるミッションにも共感していたため、異業種ではありましたが、そのタイミングで思い切って転職をすることにしました。

山本:私は学生時代、公務員になって”地域”に関わる事業に携わりたいと思っていました。当初は医療業界への就職は全く検討していませんでしたね。幅広くいろいろな生き方をしている人たちの話を聞きながら知見を深めたいという思いが強く、NHKに入社して報道記者になりました。NHK入社後は、復興庁や総務省などを取材し、主に政策面で地域に関する動きを取材する経験を積みました。

記者の仕事が長くなると、次第に「もっと地域の現場で生まれている新たな動きを取材したい」と感じるようになり、ローカル情報に強い雑誌『ソトコト』を制作する会社に転職しました。

記者、そして編集者として一定のキャリアを積んだところで、「経験を生かして、自分の力でメディアを運営する力を身に付けたい」と考えていた矢先に、加藤との面接を通じて動画事業を新しく始めることを知り、メドピアに興味を持ちました。

ーーお二人とも、医療業界とは違ったキャリアを歩んでこられたのですね。転職当時を振り返り、メドピアに入社を決めた決定的動機を教えてください。

加藤:前職で複数の業界・職種を経験し、「社会インフラをつくる仕事に関わりたい」と思っていました。私にとってメドピアはまさに、医療界のインフラ、つまり人々の健康な生活を支える基盤を生み出す企業だったんです。また、ちょうど会社が急速に成長するフェーズに差し掛かっており、新たなチャレンジが出来ると感じたことも、入社を決めた理由の1つです。

山本:私は、新規事業に携われるタイミングだったことが決定打です。それまでサービスを立ち上げたことはなく、その経験ができる環境に身をおけることに興味を搔き立てられました。ゼロからサービスを作ることには大きな責任が伴いますが、その責任も含めてサービス立ち上げの中核を担いたいと感じました。

ーー実際に入社し、「MedPeer Channel」のリリース立ち上げに奔走してみて、現在の環境についてどう感じていますか?

山本:“面白いコンテンツ”を新しく創り出せる環境です。自分の部署でいうと、テレビ局という異業種とタッグを組んで、お互いのアイディアをコンテンツに昇華することができるので、創造的な仕事がしたい方にはたまらない環境のはずです。

加藤:自分のアイディアが番組として即採用される可能性があって、コンテンツ制作のプロフェショナルと対等に仕事をすることもできる。自分の成長を肌で感じることができる環境は間違いなくあると思います。

「MedPeer Channel」にしかできない新たな”集合知”の形を全国へ届けたい

ーー最後に、「MedPeer Channel」で今後実現したいことはありますか。

山本:「MedPeer」内では、会員同士がインタラクティブに交流できるのが魅力の一つです。「MedPeer Channel」でも、生放送の番組に視聴者がコメントを入れられるようにするなど、番組を通じてより深く交流ができる仕組みをつくっていきたいと思っています。また、ニュース番組の更新頻度を上げるとともに生放送化し、タイムリーなニュースをいち早く医師に届ける体制を整えたいと考えています。

加藤:「MedPeer Channel」では、医師を元気にすることにも積極的にチャレンジしていきたいです。特に、医師にとっては、患者さんからの「ありがとう」やその笑顔からもたらされる喜びは計り知れないと思います。その生の声を届けることで、日々の診療の励みにしていただけたらと考えています。

山本:個人的には、地域に強い関心があるので、地方で働く医師たちとMedPeerで共有される経験やナレッジなどの”集合知”の価値をもっと共有できるコンテンツを、「MedPeer Channel」を通して作っていきたいです。「MedPeer Channel」を通じた新たな情報体験から、また新たな”集合知”の形が創出できるといいなと思っています。

加藤:今は視聴者の方々からも高い評価をいただいており、事業も順調に成長しています。視聴者の声の中には、番組に対するご意見だけでなく、新しい事業に挑戦するメドピアの姿勢を評価するものもあったりします。
業界を牽引する医療業界のリーディングカンパニーとして、挑戦し続ける気持ちを忘れず、「医師を支援し、患者を救う」という大きなミッションに向かって突き進んでいきたいです。

MedPeerChannel 加藤・山本

ーー持続的な成長を求められる企業にとって、新規事業の創造は至上命題です。
今までやったことがない事業をゼロから生み出すまでの期間は、きっと苦悩の連続のはず。しかし、その苦労の先にある医師や患者が救われた時の姿を想い描きながら、「MedPeer Channel」について生き生きと語る加藤と山本の様子を見て、メドピアの“本気”が垣間見えた気がしました。

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