「Supporting Doctors, Helping Patients.」
私たちの創業以来変わらぬMissionであり、創業の原点です。
創業以前の日本の医療は、高度な技術を誇る一方、過酷な勤務環境が医療ミスや訴訟増加を招いていました。
私自身も臨床医の一人でしたが、「現場にいる全ての医師を支援すれば、医療従事者やその先にいる患者を救うことになる」と一念発起し、創業に至ります。
COVID-19を契機に医療業界や医療従事者への目は優しくなってきている一方、新たな問題が発生していると感じています。急激な超高齢社会の進展、地域間の医療格差増大、持続可能な医療提供体制を見据えた医師の働き方改革による担い手不足、グローバルにおける日本の存在感低下によるドラッグ・ラグ / ドラッグ・ロスなどの諸問題です。
これらを解決すべく、私たちは「Supporting Doctors, Helping Patients.」のもと、挑戦を続けます。この挑戦をより加速させるために、当社は、21期を新経営体制で挑むことにしました。今後、創業者であり医師である私は取締役会長として、①メドピアのMissionの更なる浸透と組織カルチャーの構築、②医師や製薬企業、その他ステークホルダーの皆さまとのエンゲージメント強化、③取締役会議長・グループ会社取締役就任によるメドピアグループ経営基盤の更なる強化、④探索的新規事業の創出の役割を担い、メドピアグループの長期的価値向上に貢献していきます。新経営体制では、年齢や経験にとらわれずに各種抜擢人事を進め、大胆に、スピーディーな意思決定を行いながら更なる成長を続けていきます。
「集合知により医療を再発明する」
当社が実現したい世界を表したVisionです。
多くの医師や医療従事者が持つ知恵や経験を集約し共有した「集合知」により、新たな知見を創出でき、優れた医療サービスを提供できると考えています。
またメドピアにおいても、グループの多様なメンバーが自身の経験を集合知として活かすことで、新たな価値を生み出しています。
そして「再発明」とは、既存の医療システムを効果的かつ効率的なものに作り替えることであり、そのためには医療現場を正しく捉えることが不可欠だと考えています。
真に必要とされる「医療ど真ん中」のサービスを提供するべく、私は今でも医療の現場に関わり続けています。
当社は集合知を活用し、医療を再発明していきます。
取締役会長(医師・医学博士) 石見 陽