当社は分類上は、いわゆるIT関連ベンチャー企業に入ると思いますが、最近、機会があるごとに「リアルへのこだわり」を口にするようにしています。

Google Healthとか、Health2.0というのがアメリカで話題になりつつありますが、インターネットが起こした情報革命が、そのまま医療の現場で起きる、というのは間違いだと思います。

医療というのは労働集約型の事業であり、最初から最後まで医療従事者が患者さんに「TOUCH」して完結するものだと思うのです。情報は医療の本質ではなく、ツールでしかない。インターネットで医療は進化するのは間違いないし、Health2.0の流れのように、管理主体が医療従事者から患者自身に移っていくのは良い方向だとは思いますが、そこで全て完結させようとすると、おかしなことになるな、と思うのです。

Googleが触れない、この最後の「REAL」な感触、それを大事にする企業でありたいです。
それをどうやってビジネスにするの？とは聞かないで下さい(笑)