2025.02.03
メドピアがAI開発最高責任者を新設、加藤勇介氏が就任 「生成AI×医療」の社会実装を加速
メドピア株式会社(東京都中央区、代表取締役 兼 執行役員社長 CEO:後藤 直樹、以下メドピア)は、2025年2月1日付で新設するAI開発最高責任者に、加藤勇介氏が就任したことをお知らせします。
本役職の新設および加藤氏の就任は、急速に進化する生成AIの技術革新を前に、当社が医療領域における生成AIの社会実装を本格的に推進する意思表明であり、後述する取り組みの第一歩となる重要なマイルストーンとなります。
■AI開発最高責任者新設の背景
メドピアは2004年の創業以来、医師集合知プラットフォーム「MedPeer」を中心に、Missionである”Supporting Doctors, Helping Patients.”に根差した事業を推進しています。また、2024年9月期を構造改革期と位置づけ「“選択と集中”による事業ポートフォリオ再構築」等の重点施策を遂行し、同年末に新経営体制へ移行、新中計の初年度にあたる2025年9月期を迎えています。
2024年、生成AIは加速度的に発展しました。2025年は「AIエージェント元年」とも言われ、自律的に動くAIサービスの普及が見込まれます。当社経営陣はこの技術革新を、インターネット登場以来の、イノベーションをも超えた産業革命に比肩する変革と認識しています。
医療の世界は、規制、安全性の確保、要配慮個人情報など多くの障壁が存在すると同時に、生成AIによる新たな価値創出の余地が極めて大きい世界でもあります。ヘルステック企業として医師・医療機関のニーズに深く入り込んだサービスを展開し、DXを通じた医療貢献に取り組んできた当社だからこそ、生成AIの医療分野への社会実装に全力でコミットします。そのため、今回のAI開発最高責任者の新設と加藤氏の就任を決定しました。
■理事/AI開発最高責任者 加藤勇介氏 コメント
医療分野は、他の分野と比較してリスクやコストの管理が厳格に求められるため、新しい技術の導入は簡単ではありません。一方で最新技術がもたらす価値は大きく、特に近年の生成AIをはじめとした技術革新により医療の現場や医療業界において長年諦めていたような課題すら解決できる可能性があります。今後発展する技術の医療への適合を推し進め、医療業界への貢献を通じて”Supporting Doctors, Helping Patients.”のMission実現に尽力してまいります。
■経歴
1982年生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。
国産PCメーカーにてエンジニアとしてキャリアをスタートした後、株式会社フィックスターズに転じ、GPUコンピューティング黎明期でのレイトレーサーを始めとした映像処理ソフトウェア等の開発に従事。
2017年に株式会社AIメディカルサービスに入社し、同社CTOとしてDeep Learning(深層学習)を用いた内視鏡の画像診断支援システムの技術開発をリード。国内における先駆的なAI医療機器としての承認取得に貢献。2025年2月、当社の理事/AI最高開発責任者に就任。
■代表取締役 後藤直樹 コメント
今回の加藤の就任は、当社が「生成AI×医療」の領域に本格的にコミットする重要なマイルストーンです。私たちは以下の2つを中核方針として掲げ、企業全体として「AIネイティブ企業」へのトランスフォームを実現してまいります。
1.生成AIを基盤とした医療領域における事業開発
2.当社内のあらゆる業務を、生成AIを前提にゼロベースで再設計・再構築
加藤にはAI開発最高責任者として技術的リーダーシップを発揮してもらい、私自身はCEOとして組織変革と事業開発に全力でコミットします。本取り組みにおいては、オープンイノベーションの可能性を積極的に模索し、多くのステークホルダーの皆さまと共創することで、医療における技術革新の社会実装に共に挑戦したいと考えております。
【メドピア株式会社 概要】https://medpeer.co.jp
社名/代表:メドピア株式会社/代表取締役 兼 執行役員社長 CEO 後藤 直樹
所在地 :東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア8階
事業内容 :医師集合知プラットフォーム「MedPeer(medpeer.jp)」運営、その他関連事業