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2017.03.03
オンライン医療相談プラットフォーム「first call」、上海在住の邦人向けに医療相談を開始
グローバルで活躍する日本人の医療アクセスを向上し、安心した海外生活をサポート

メドピア株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長 CEO:石見 陽)の連結子会社で、オンライン医療相談プラットフォーム「first call(ファーストコール)」を展開する株式会社Mediplat(東京都渋谷区、代表取締役 CEO:林 光洋)は、この度上海在住の邦人(日本人)向け医療相談サービスを開始いたします。サービスの開始は2017年3月中を予定しています。

本サービス開始の背景

海外で生活する在留邦人数は年々増加し、2015年には過去最多で130万人を超えています。中でも中国は米国に次いで多く13万人に及び、その内上海は中国最多で6万人の邦人が生活しています(*1)。
海外における医療・保険制度は日本と異なり、言語の壁もあるため、多くの在留邦人は現地の事情も把握した日本人医師による診療を求める一方、上海において日本人医師が駐在するクリニックは10箇所程度であり、在留邦人1,000人当たりの日本人医師数はわずか0.4人です(*2)。これは、日本国内における人口対医師数の1/6にも満たない数であり(*3)、医療が十分に行き届いていない状況となっています。
今後も海外進出を行う企業が増えていく中、日本人が安心して海外で活躍できるための医療インフラの整備は重要課題であり、各国の医療制度や事情を理解した上で、国境を超えた医療連携が必要です。
*1 2015年10月時点。外務省「海外在留邦人数調査統計(平成28年要約版)」より。
*2 2017年2月時点。株式会社Mediplatによる現地調査より。
*3 2014年12月時点。厚生労働省「平成26年(2014年)医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」より。

本サービスの概要

上記状況において「first call」は、上海在留邦人の病気に関する不安を解消し、医療アクセスを向上させることを目指して、上海における邦人向けの複数のクリニックと連携し、上海及び周辺地域で生活する邦人向けにオンライン医療相談サービスを提供いたします。
具体的には、上海で医療を提供する日本人医師が、テレビ電話やメッセージ機能を使って医療相談に応じ、現地の事情も踏まえた医療アドバイスを行います。また、医療相談において診療が必要と思われる場合には各クリニックでの診察を促すことで、疾病の早期発見・重症化予防を図ります。さらに、各クリニックと連携した現地での健康相談イベントの開催や、現地に拠点を持つ法人向けに健康リスクマネジメントの支援も行う予定です。

※サービス画面のイメージ
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この度の上海におけるサービス提供の開始をきっかけに、「first call」は今後も、海外在留邦人向けのサービスを強化してまいります。

「first call」について

「first call」は、日常生活における自身や家族の健康上の悩みについて、自宅からテレビ電話やメッセージ機能を使って医師に相談ができるオンライン医療相談サービスです。現在約50名の登録医師が、一般内科や小児科、産婦人科など幅広い診療科目で相談に応じており、登録ユーザー数はモニター利用者を含め2017年2月時点で2万人を超えています。
これまでベータ(試用)版として、WEBメディアやクラウドソーシングサービス等を活用しながら利用者並びに症例を蓄積していくことで、サービスの検証および改善をしてまいりましたが、2017年4月以降より、法人向けサービス開始の他、個人向けには月額課金制の導入を予定しています。

メドピア株式会社について

「Supporting Doctors, Helping Patients.」をミッションとして、医師同⼠が臨床経験を共有する医師専⽤のコミュニティサイト 「MedPeer」を運営。現在10万⼈以上の医師 (⽇本の医師の3⼈に1⼈)が参加し、医薬品や疾患に関する医師の”集合知”を形成。グループ全体では、オンライン医療相談プラットフォーム 「first call」や、管理栄養⼠によるパーソナルダイエット指導サービス「ダイエットプラス」を展開。医師プラットフォームを基盤に、医師向けの臨床⽀援サービスや⼀般向け健康増進・予防サービスを展開し、「医療の再発明」を⽬指す。
参照URL:https://medpeer.co.jp/

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