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2019.10.07
かかりつけ薬局化支援サービス「kakari」、服薬フォロー支援の新機能をリリース
服薬期間中のフォローを、アプリを通じた予約送信で負担少なく実施可能に

メドピア株式会社(東京都中央区、代表取締役社長 CEO:石見 陽、以下当社)は、この度、薬局向けのかかりつけ薬局化支援サービス「kakari」の新機能として「服薬フォロー支援」機能をリリースいたしました。本機能は、医薬品医療機器等法(薬機法)改正において義務化が見込まれる「薬剤師から患者への、服用期間中を通じた必要な服薬状況の把握や薬学的知見に基づく指導」(以下、服薬フォロー)の実施を支援する機能であり、薬局は「kakari」のシステムとアプリを通じた予約送信によって、患者さんへの服薬フォローを最適なタイミングで簡単に行うことが出来るようになります。

※かかりつけ薬局化支援サービス「kakari」はこちら

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現在臨時国会で審議中の医薬品医療機器等法(薬機法)改正案においては、薬局・薬剤師に関する制度の見直しとして、薬剤師に「服用期間を通じて、必要な服薬状況の把握や薬学的知見に基づく指導を実施すること」(服薬フォロー)が義務化される見込みです。これは、厚生労働省が2015年に策定した「患者のための薬局ビジョン」で薬局が目指す姿として示された「対物業務から対人業務へ」の転換を強く推進するものとして、今後、薬局・薬剤師の業務やあり方に大きな影響を与えることが予想されます。

この流れを受けて、多くの薬局では主に電話による服薬フォローの実施が想定されています。しかし、薬剤師にとっては、患者さん一人ひとりに電話をかける必要があることに加えて、患者さんが電話に応答できない場合には再度連絡が必要になるなど、業務負担が増加することが懸念されます。

そこで、「kakari」がこの度新たに提供する「服薬フォロー」機能では、調剤後の簡単な予約設定のみで、薬局と患者をつなぐ専用アプリを通じて自動かつ最適なタイミングで服薬フォローが実施できるようになります。これにより薬剤師の業務負担を大幅に軽減すると同時に、患者さんにとっても、スマホでの簡単な操作だけで継続的な服薬フォローを受けることができるようになり、かかりつけ薬局による安心・安全な医療の提供を支援いたします。

「服薬フォロー支援」機能の概要

薬局は本機能によって、調剤後にシステム上で簡単な設定をするだけで、服薬フォローが必要な患者さんに対して、予約日時にアプリを通じてメッセージを自動送信できます。服薬フォローの対象患者が多数いる場合にも、1回の設定で漏れなく簡便に服薬フォローを実施することができるようになる他、チャットや質問票を通じてより詳細な服薬フォローを実施できます。

<「kakari」による服薬フォローの流れ>

【1】薬局システムから服薬フォローの予約設定
薬剤師が患者さん(※1)に調剤を行った後、「kakari」の薬局システムで「調剤日」と「処方日数」を入力すると、入力した情報に合わせて自動で服薬フォロー内容と送信日時が設定されます。設定内容は、必要に応じて変更することも可能です。
※1 「kakari」の患者向けアプリをダウンロードし、自薬局を登録した患者さんが対象となります。

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【2】患者向けアプリで服薬フォローの実施
設定日時になると、「kakari」の患者向けアプリに服薬フォローのメッセージが自動送信されます。チャット形式でのやりとりに、選択式の回答フォーム(質問票)を付けることで、患者さんはより簡単に自身の服薬状況や体調等を薬剤師に伝えることができます(※2)。薬剤師は薬局システムで返信メッセージや回答を確認した後、必要に応じてチャットや電話等の適切な方法でフォローを行います。
※2 質問票の機能は2019年10月21日(月)リリース予定です。

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(「kakari」の患者向けアプリで届くメッセージとアンケートのイメージ)

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(「kakari」の薬局システムに届く患者さんからの回答のイメージ)

「kakari」は今後も、薬局と患者をつなぐプラットフォームとして、薬局が対人業務を効率的に充実させられるように機能を拡充していくことで、かかりつけ薬局への転換を強力に支援してまいります。

かかりつけ薬局化支援サービス「kakari」について

「kakari」は、「いつもの薬局を、あなたの“かかりつけ薬局“に」をコンセプトに、患者さんの「かかりつけ化」を支援するサービスです。薬局と患者さんをつなぐ患者さん向けスマートフォンアプリと薬局向けの薬局システムから成り、患者さんにとっては薬局をもっと便利で安心して利用できるように、薬局にとっては患者さんのリピーター化(かかりつけ化)につながるよう、以下の機能を提供しています。

①アプリを開くとホーム画面いっぱいに「かかりつけ薬局」を表示
「kakari」は、薬局がかかりつけ薬局となるために、店頭で患者さんに勧めていただくアプリです。患者さんはアプリをダウンロードして、加盟薬局の専用コードを入力するだけ。アプリを開くたびにホーム画面いっぱいにかかりつけ薬局の情報が表示され、すぐにお薬相談や処方せん送信ができます。

②「服薬フォロー支援」と「お薬相談/CRM」機能で、来局後も患者さんを継続サポート
患者さんへの服薬フォローが、システムでの事前設定だけで、アプリを通じて簡単に実施できます。さらに、患者さんはいつでも薬剤師にチャットでお薬相談ができ、調剤後の薬局による継続サポートを実現します。チャット機能は、イベントのお知らせなど、薬局から患者さんにメッセージを送るCRM機能としても利用いただけます。

③「処方せん送信/店頭チェックイン」機能で、待ち時間を解消
患者さんは病院で処方せんをもらったら、アプリを開いてすぐに、簡単な操作でかかりつけ登録をした薬局に「処方せん送信」でき、薬局での待ち時間を削減できます。また、病院からすぐ近くの門前薬局を利用する場合には「店頭チェックイン」機能で、薬の仕上がり時の連絡をアプリで受け取れます。

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<「kakari」が実現する姿>
薬局の「かかりつけ化」とは、患者さんが薬をもらう調剤薬局を一つに絞ることです。「kakari」は、薬局と患者さんがつながる様々な機能によって、その薬局に通いたくなる立地以外の「利便性」と「安心」を提供することで、患者さんが自らの意思で一つの薬局を「かかりつけ薬局」として選ぶことを実現します。

かかりつけ薬局化支援サービス「kakari」が実現する姿

【メドピア株式会社について】
「Supporting Doctors, Helping Patients.」をミッションに、医師12万人(国内医師の3人に1人)が参加する医師専用コミュニティサイト「MedPeer」を運営し、医師の臨床やキャリアを支援。2019年からは薬局・薬剤師向けの支援サービスも提供を開始。グループ全体では、法人向け産業保健支援サービス「first call」や、管理栄養士による食生活コーディネートサービス「ダイエットプラス」、特定保健指導など、専門家ネットワークを活かした各種ヘルスケアサービスを展開している。
参照URL: https://medpeer.co.jp/

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