2020.02.05
かかりつけ薬局化支援サービス「kakari」、「電子お薬手帳」機能を新規リリース 服薬フォローから一元管理まで、薬局の対人業務をワンストップでサポート
メドピア株式会社(東京都中央区、代表取締役社長 CEO:石見 陽)は、この度、薬局向けのかかりつけ薬局化支援サービス「kakari」の新機能として、患者さんの服用歴をkakari内で一元管理できる「電子お薬手帳」機能をリリースしました。
本機能は、公益社団法人日本薬剤師会が提供する電子お薬手帳相互閲覧サービス「e薬Link(イークスリンク)®」※1とも連携しており、kakari加盟薬局は患者さんが既に利用している運営主体が異なる電子お薬手帳の情報もkakari上で確認することが可能です。本機能のリリースによりkakariは、患者さんの服薬情報の一元管理から服薬期間中のフォローアップまでをワンストップでサポートし、患者さんが個人の状態に応じた適切な服薬指導・服薬フォロー※2が受けられる仕組みづくりの実現を推進してまいります。
●かかりつけ薬局化支援サービス「kakari」はこちら
※1 「e薬Link®」に対応している製品・提供組織一覧はこちら
※2 医薬品医療機器等法(薬機法)の改正により義務化された「薬剤師から患者への、服用期間中を通じた必要な服薬状況の把握や薬学的知見に基づく指導」のこと。
当社は “Supporting Doctors, Helping Patients.”をミッションに、医師12万人(国内医師の3人に1人)が参加する医師専用コミュニティサイト「MedPeer」を中心に事業を展開してきました。創業来、医師を支援してきた一方で、今後の医療において重要な役割を担うべく変革を迫られている薬局を支援することを目的に、2019年6月より、かかりつけ薬局化支援サービス「kakari」の提供を開始しております。
2015年10月に患者本位の医薬分業を実現に向けて政府が策定した「患者のための薬局ビジョン」では、「バラバラから1つへ」というキーワードの元、服薬情報の一元化と継続的把握を実現させるために、いわゆる「電子お薬手帳」の必要性が示されています。
本機能のリリースにより、kakari上で服薬情報の一元管理を行うことが可能になります。従前から提供していた「服薬フォロー支援」機能やチャットによる「お薬相談」機能を組み合わせ、kakariは服薬フォローから一元管理までをワンストップで提供できる体制を提供し、かかりつけ薬局に求められる対人業務をより一層支援してまいります。
「電子お薬手帳」機能の概要
「電子お薬手帳」機能は、患者さんの服薬情報をkakari内で一元管理できる機能です。患者さんはkakariアプリ、加盟薬局はkakari薬局システムを通じて患者さんの電子お薬手帳情報を確認することが可能となります。
さらに本機能は、公益社団法人日本薬剤師会が提供する電子お薬手帳相互閲覧サービス「e薬Link®」とも連携しており、加盟薬局は患者さんの運営主体が異なる電子お薬手帳情報も確認いただくことができます。
これにより、薬局が対人業務に必要となる服薬情報の一元管理から服薬フォロー、お薬相談対応のすべてを「kakari」1つで完結させ、患者さんの状態に応じた効果的な服薬指導・服薬フォローを実施することが可能となります。
かかりつけ薬局化支援サービス「kakari」について
「kakari」は、「いつもの薬局を、あなたの“かかりつけ薬局“に」をコンセプトに、既に来局されている患者さんの「かかりつけ化」を支援するサービスです。薬局と患者さんをつなぐ患者さん向けスマートフォンアプリと薬局向けの薬局システムから成り、患者さんにとっては薬局をもっと便利で安心して利用できるように、薬局にとっては患者さんのリピーター化(かかりつけ化)につながるよう、以下の機能を提供しています。
①アプリを開くとホーム画面いっぱいに「かかりつけ薬局」を表示
「kakari」は、薬局がかかりつけ薬局となるために、店頭で患者さんに勧めていただくアプリです。患者さんはアプリをダウンロードして、加盟薬局の専用コードを入力するだけ。アプリを開くたびにホーム画面いっぱいにかかりつけ薬局の情報が表示され、すぐにお薬相談や処方せん送信ができます。
②「服薬フォロー支援」と「お薬相談/CRM」機能で、来局後も患者さんを継続サポート
患者さんへの服薬期間中のフォローが、システムでの事前設定だけで、アプリを通じて簡単に実施できます。さらに、患者さんはいつでも薬剤師にチャットでお薬相談ができ、調剤後の薬局による継続サポートを実現します。チャット機能は、イベントのお知らせなど、薬局から患者さんにメッセージを送るCRM機能としても利用いただけます。
③「処方せん送信/店頭チェックイン」機能で、待ち時間を解消
患者さんは病院で処方せんをもらったら、アプリを開いてすぐに、簡単な操作でかかりつけ登録をした薬局に「処方せん送信」でき、薬局での待ち時間を削減できます。また、病院からすぐ近くの門前薬局を利用する場合には「店頭チェックイン」機能で、薬の仕上がり時の連絡をアプリで受け取れます。
<「kakari」が実現する姿>
薬局の「かかりつけ化」とは、患者さんが薬をもらう調剤薬局を一つに絞ることです。「kakari」は、薬局と患者さんがつながる様々な機能によって、その薬局に通いたくなる立地以外の「利便性」と「安心」を提供することで、患者さんが自らの意思で一つの薬局を「かかりつけ薬局」として選ぶことを実現します。
【メドピア株式会社について】
「Supporting Doctors, Helping Patients.」をミッションに、医師12万人(国内医師の3人に1人)が参加する医師専用コミュニティサイト「MedPeer」を運営し、医師の臨床やキャリアを支援。2019年からは薬局・薬剤師向けの支援サービスも提供を開始。グループ全体では、法人向け産業保健支援サービス「first call」や、管理栄養士による食生活コーチングサービス「ダイエットプラス」、特定保健指導など、専門家ネットワークを活かした各種ヘルスケアサービスを展開している。
参照URL:https://medpeer.co.jp/