2021.08.12
メドピア、クレディセゾンとの共同事業、退院支援サービス「YoriSoi(ヨリソイ)」を10月から開始
メドピア株式会社(東京都中央区、代表取締役社長 CEO:石見 陽、以下:当社)は、株式会社クレディセゾン(本社:東京都豊島区、代表取締役(兼)社長執行役員 COO:水野克己、 以下:クレディセゾン)との共同事業である、退院支援サービス「YoriSoi(ヨリソイ)」を2021年10月から開始いたします。
■退院支援サービス「YoriSoi」開始の背景とサービス概要
日本の65歳以上人口は、2025年には3,677万人に達すると見込まれており※1、今後、高齢者人口が大幅に増加すると推計されています。
このような状況において、政府は「できる限り、住み慣れた地域で必要な医療・介護サービスを受けつつ、安心して自分らしい生活を実現できる社会を目指す」という方針を掲げ、日常生活の場で、医療、介護、介護予防、住まい、生活支援の各サービスが切れ目なく有機的・一体的に提供される「地域包括ケアシステム」の構築を推進しております。
一方で、それらを実現させるためには、病院・クリニック・薬局・介護施設など、多くの関係機関の連携が必要であるものの、様々な課題が山積しております。
このような背景から、当社が保有するヘルスケア領域におけるプラットフォーム構築ノウハウと、クレディセゾンがこれまでペイメント、ファイナンス事業で培ってきたノウハウ、ネットワークを相互活用することで、インターネットとリアルを融合した新たな事業を展開すべく2021年5月に業務提携契約を締結いたしました※2。その後、共同事業に関する検討を重ねた結果、2021年10月より退院支援サービス「YoriSoi」を開始することになりました。
「YoriSoi」は、病院が、“患者さん・ご家族”や療養先である“介護施設・在宅医療サービス提供者等(以下、受入先)”との間で行っている退院調整業務をサポートするサービスです。
退院調整業務とは、退院後も様々な生活ニーズや課題を持つ患者さんやご家族に対し、適切な療養先の選択支援等を行い、患者さんやご家族が安心して退院していただくためのものです。
現在、その業務を担う病院は、患者さんの退院後の受入先を探すために、院内や他機関の関係者との連携・調整に、多くの時間と労力がかかっております。また、患者さんの退院後の受入先となる事業者にとっても、いつ・どの病院から・どのような患者さんが退院されるのかをタイムリーに把握することが困難であるため、スムーズな連携やマッチングが難しいという課題がありました。
そこで、「YoriSoi」で提供する専用プラットフォーム上で、病院が退院予定の患者さんの情報を登録し、患者さんのニーズを可視化することで、受入先が「YoriSoi」上で受け入れを申し出ることができるようにいたしました。これにより、「YoriSoi」を活用することで、病院が入力した患者さんの情報を起点に、患者さんと受入先の最適なマッチングを実現することが可能となります。
「YoriSoi」は、病院の退院調整業務を効率化することに加え、患者さんの療養先の選択肢を広げ、よりニーズに合った療養先を簡単に見つけることを可能にする、退院支援プラットフォームを目指してまりいます。
▼従来の退院調整業務(左)と退院支援サービス「YoriSoi」(右)のフロー
※1:参照元:内閣府「令和2年版高齢社会白書」第1節 高齢化の状況(1)
https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2020/html/zenbun/s1_1_1.html
※2:2021年5月31日発表のプレスリリース https://medpeer.co.jp/press/9293.html
【メドピア株式会社の概要】
会社名: メドピア株式会社
所在地: 東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア9階
設 立: 2004年12月
代表者: 代表取締役社長 CEO 石見 陽(医師・医学博士)
事業内容: 医師専用コミュニティサイト「MedPeer」の運営、その他関連事業
URL: https://medpeer.co.jp
【株式会社クレディセゾンの概要】
会社名: 株式会社クレディセゾン
所在地: 東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60・52F
設 立: 1951年5月1日
代表者: 代表取締役(兼)社長執行役員COO 水野 克己
事業内容: ペイメント・リース・ファイナンス・不動産関連・エンタテインメント
URL: https://corporate.saisoncard.co.jp/