メドピア株式会社（東京都渋谷区、代表取締役社長 CEO：石見 陽）の連結子会社である株式会社Mediplat（東京都渋谷区、代表取締役 CEO：林 光洋）は、この度北里大学東洋医学総合研究所（東京都港区、所長：小田口 浩）と業務提携し、同研究所の漢方外来患者向けに「first call（ファーストコール）」を使った遠隔診療を導入することが決定いたしました。導入開始は2017年9月を予定しています。

メドピアグループでは、2016年7月に遠隔医療事業を開始して以来、オンラインによる医師と患者のコミュニケーションを通じて正しい医療知識の提供や適切な受診促進を行うことで、予防医療や医療システムの最適化に貢献すべく、サービスを開発してまいりました。その一方で、厚生労働省や医師会等とのコミュニケーションを重視しながら、医療の現場に即した実用性の高い独自の遠隔診療の形を模索してまいりました。その中で本提携は、従来のオンライン健康相談サービスに加えて、初の本格的な遠隔診療サービスとしての取り組みとなります。

北里大学東洋医学総合研究所について

北里大学東洋医学総合研究所は、1972年に日本初の漢方医学の総合的な研究機関として設立され、1986年には日本で初めて世界保健機関（WHO）の伝統医学協力センターに指定されるなど、日本における東洋医学研究の先駆的な役割を果たしています。診療を担う漢方鍼灸治療センターは、西洋医学に加え東洋医学を専門に学んだ日本有数の漢方のエキスパートを有し、自由診療によって個々の患者に適した生薬（しょうやく）をオーダーメイドで処方することを特徴としています。これらの特徴から、日本全国から漢方医療を求める患者が集まる病院として機能を果たしております。

遠隔診療導入の背景

漢方鍼灸治療センターでは、遠方などを理由に通院が困難な患者向けに、半年分の処方を予め決定した上で、1ヶ月毎に生薬を調剤して郵送する「長期処方」を行っています。しかし、漢方の効果を最大限に高めるためには、医師と薬剤師からの定期的な診察と指導によって、漢方の正しい理解の促進とその時々の患者の状態に合わせた処方薬の調整を行うことが重要であり、この点において長期処方の患者に対して課題がありました。そこで、主に長期処方の患者向けに「first call」の遠隔診療システムを導入し、対面診療を原則として、医師の判断によりテレビ電話での診療を組み合わせることで、遠方からでも定期的な診察および処方薬の調整を行うことができるようにいたしました。

サービスの概要

＜対象者＞
対面診療を行った上で、主に長期処方の適用となった患者の内、医師が遠隔診療を導入しても問題ないと判断した患者を対象とします。

＜利用の流れ＞
１. 会員登録・ログイン
本サービス専用サイト（2017年9月公開予定）で会員登録を行い、ログインいただきます。
２. 予約
担当医師のスケジュールを確認し、都合の合う日時で予約いただきます。
３. 診察
予約日時になったら専用サイトよりテレビ電話を起動し、診察を開始します。医師による15分間の診察の後、薬剤師による処方薬の説明も行われます。
４. 支払い
開始当初はクレジットカード決済のみ
５. 処方薬（漢方）の発送
院内処方によって調剤された漢方薬がご自宅まで郵送されます。

（オンライン診察のイメージ）

（オンライン診察後、院内で生薬を調剤してご自宅に郵送）

【北里大学東洋医学総合研究所の概要】
施設名　：北里大学東洋医学総合研究所
所在地　：東京都港区白金5-9-1
設　立　：1972年６月
代表者　：所長　小田口 浩
診療内容：漢方理論に基づく煎じ薬を中心とした診療と、伝統的手法に則った鍼灸治療
ＵＲＬ　：https://www.kitasato-u.ac.jp/toui-ken/

【メドピア株式会社の概要】
会社名　：メドピア株式会社
所在地　：東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー17階
設　立　：2004年12月
代表者　：代表取締役社長 CEO　石見 陽 （医師・医学博士）
事業内容：医師専用コミュニティサイト「MedPeer」の運営、その他関連事業
ＵＲＬ　：https://medpeer.co.jp

【株式会社Mediplatの概要】
会社名　：株式会社Mediplat（メドピア株式会社100％子会社）
所在地　：東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー17階
設　立　：2015年11月
代表者　：代表取締役CEO　林 光洋
事業内容：オンライン健康相談プラットフォーム「first call」の運営
ＵＲＬ　：https://firstcall.md/Home/About