2021.10.28
MedPeer、希少疾患である遺伝性血管性浮腫(HAE)の 疾患特設ページを開設し、医師にHAEの知見を提供 HAEの早期診断実現を目指す「一般社団法人遺伝性血管性浮腫診断コンソーシアム」に参画
メドピア株式会社(東京都中央区、代表取締役社長CEO:石見 陽、以下当社)が運営する、医師専用コミュニティサイト「MedPeer」は、一般社団法人遺伝性血管性浮腫診断コンソーシアム(埼玉県草加市、代表理事 秀 道広/堀内 孝彦、以下DISCOVERY) の会員として参画したことをお知らせいたします。
遺伝性血管性浮腫(以下、HAE)は、急に皮膚や粘膜に腫れ・浮腫を生じ、その発作を予期することは困難で、のどに腫れが起こると窒息など生命を脅かす可能性もある疾患です。一般生活者にはもちろん医師の中でも疾患認知率が低いことに加え、診断が極めて難しいなどの理由で、疾患患者さんが適切な診断がなされず何年も苦しんでいることも珍しくありません。海外の有病率は5万人に1人と言われておりますが、国内で診断・治療中の患者さんは430名程度*1との報告があり、海外の有病率から推定される国内の患者数に対し20%程度に留まっています。
DISCOVERYは、「HAE」と診断されずに症状に苦しむ患者さんを救うために、適切な早期診断および診断率の向上を目指し、医療従事者(医師12名)、患者団体(NPO法人HAEJ、患者会くみーむ)、製薬企業(武田薬品工業株式会社、鳥居薬品株式会社、CSLベーリング株式会社)を中心に2021年2月に発足されました。これまで医療データAI分析・非専門医*2診断支援・未診断患者向け疾患啓発の3つのワーキンググループを立ち上げ、活動を推進されています。
当社グループは “Supporting Doctors, Helping Patients.”をミッションに、医師14万人(国内医師の約4割)が参加する医師専用コミュニティサイト「MedPeer」を中心とした事業を展開しております。「MedPeer」内では、薬剤評価掲示板や症例相談等、多様なコンテンツで医師の「集合知」を形成し、医師の臨床などにおける疑問や悩みの解決をサポートしております。
この度、当社は、DISCOVERYの活動内容や目的に賛同し、DISCOVERYに参画するとともに、2021年内に「MedPeer」にて「HAE疾患特設ページ」を開設することを決定いたしました。「HAE疾患特設ページ」においてHAEの知見を提供することで、専門医はもちろんのこと、非専門医向けにもHAEの特徴や鑑別方法等の認知拡大をはかり、診断率の向上を図ってまいります。また、将来的には医師向けのセミナーや教育コンテンツを拡充し、医師のHAEにおける知見の強化を目指してまいります。
引き続き、当社は希少疾患領域でのさらなる貢献を図るとともに、より良い医療の実現を目指してまいります。
*1 参考: 大澤勲編:難病遺伝性血管性浮腫 HAE 医薬ジャーナル社
*2 「専門医」「非専門医」は日本専門医制評価・認定機構が認定する専門医、非専門医を指すものではなく、HAE領域の診療・患者支援に長年尽力されている医師を指す
【メドピア株式会社について】
「Supporting Doctors, Helping Patients.」をミッションに、医師14万人(国内医師の約4割)が参加する医師専用コミュニティサイト「MedPeer」を中心とした事業を展開。
2016年には株式会社Mediplat、株式会社フィッツプラスを子会社化し、法人向けクラウド型健康管理サービス「first call」、管理栄養士による特定保健指導サービスなど、専門家ネットワークを活かした各種事業を開始。
直近では、かかりつけ薬局化支援サービス「kakari」、医師人材紹介サービス「MedPeer Career Agent」など、事業領域を拡大。
【メドピア株式会社の概要】
会社名: メドピア株式会社
所在地: 東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア9階
設立: 2004年12月
代表者: 代表取締役社長 CEO 石見 陽(医師・医学博士)
事業内容: 医師専用コミュニティサイト「MedPeer」の運営、その他関連事業
URL: https://medpeer.co.jp