Journal Club
2006.11.26
カテゴリー:独り言

Journal Clubというのは、研究室や医局で毎回担当者を決め、
順番に最新の英語論文を紹介していく会合のことです。

自分は再生医療を研究テーマにしていますが、最近は正直ほとんど顔を出せていません。

非常に心苦しいですが、今は仕方ないかな、ということで研究室のボスにお話をして大目に見ていただいています。

このボスは、非常に器の大きい人で、研究の分野でビッグネームですが、気取った所もなく親しみやすい方です。
ということで、甘えさせていただいているのです。。大分前に「研究とビジネスは本質的には変わらない」
ということを書いたかと思いますが、実現したいことがある以上、
ある時期は一点に集中しなければならないのは仕方がないことですね。

 

といいながら、来週のJournal Clubの担当にあたっているので当直時間を利用して準備をしているのですが、
シンプルな仮説が美しい結果で証明される論文を選ぶと、良い書籍に巡り会ったときのような読後感があります。

これだけ複雑な生体を単純化するというのが無理な話なのですが、まるで「0か1か」
というくらいデジタルな結果が得られることがあります。その時の科学者の興奮は、、、、
経験したことがある人ならわかるのでしょう。。自分は残念ながらそこまで興奮する結果には恵まれていませんが。

いつかビジネスで学びつつある思考法を研究に応用できないかな?、とふと考えたりするのですが、
今のところその融合法は見当がつきませんね。

 

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