ジェネリック医薬品優先使用→処方箋で標準化?
2007.04.30
カテゴリー:医療関係


ジェネリック医薬品優先使用、厚労省が処方せん様式変更へ
('07.4.22 読売新聞)

少し古いですが、大事かつ関心のある記事ですので、コメントします。

ジェネリック医薬品(後発医薬品)について以下抜粋

?後発医薬品の価格は、新薬の7?4割程度が中心だ。中医協の調査でも、後発医薬品を処方した場合、
新薬よりも薬剤費が平均して約34%安くなった。アメリカやドイツなどでは、
使用される医薬品の4?5割程度が後発医薬品で、日本でも欧米並みに普及すれば、
年間1兆円程度の医療費の抑制が可能とされている。医療費は国、医療保険、患者が負担しており、
それぞれの負担が軽減される。?

つまり、政府は医療費抑制の有望な選択肢としてジェネリックを標準の処方にしようと考えているわけですが、
医師はジェネリック医薬品に対して以下の不安を持っています。

○安定供給への不安

○品質への不安

○製品情報不足の不安

詳細はまたの機会に譲りますが、上記に対する不安が解消されないままの一斉標準化には疑問が残りますので、
討議の結果に注目です。

※ちなみに、自分は一昨年「電子ブック(ジェネリックに関する内容含む)」をNext
Doctorsメンバーとともに発刊しています。こちらは今のところ事情があってお蔵入りしていますが、Next
Doctorsコミュニティがある程度盛り上がってきた時期に、執筆者に確認を取って再度upする予定です。
個人的にはこの時にジェネリックについて結構調べ、納得した上で患者さんに処方していますが、
全ての医師に半強制するのは早い気がします。

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