先日、web2.0≠コミュニティについてコメントしましたが、先日「医療と集合知」について取材していただきましたので、改めてこの両者について考えてみました。

集合知、というのは昔からあった概念で、特段新しいわけではないと思うのです。医師が知力を結集して作る教科書も集合知でしょうし、最近流行のEBM(Evidence Based Medicine)も個々の行動・身体反応を収集・解析してデータにする意味では集合知です。

そして、web2.0世界になり、集合知に非常に期待が寄せられているのは確かです。なぜなのか？？

私はインフラ整備が進み、集合知の収集が非常に簡単・安価になり、誰でも知を結集することが（天・地・人の利が揃えば）可能になったからなのだと思います。

つまり、「web2.0→集合知」なのかな、と。

しかし、不思議とmixiを含めまだまだ集合知を事業として成り立たせているところは数多くありません。wikipedia、アットコスメさん位でしょうか。

勉強されている方には当たり前の話なのかもしれませんが、一つ一つが発見で、やはりこの世界、医療界への応用の道は幅広いです。