「美容師の口コミは当てにならない」から考えた病院口コミサービス
2008.03.19
カテゴリー:医療関係

本日、どうしても美容室に行きたくて、いつも行っている美容師がお休みだったので、短時間ですが美容室の口コミ情報を調べてみました。

「青山周辺の人気美容室口コミ情報」等は見つかるのですが、探しながら少し検討してみると、自分自身が当てにしていないのです。

なぜか?

カットは腕の要素ももちろんあるとは思いますが、美容師との相性や、なにより素材(?)の問題、自分の髪の癖を知ってくれている、などが大事であることを知っているからです。

例え誰かがその美容師の腕やコミュニケーションスキルを良いと思っても、自分にとって良いかどうかは全然別の問題です。いくら特殊な技能を持っていても、最後は自分が納得するか?それにかかっています。

翻って、病院の口コミサイトはどうでしょうか?もしくは、週刊誌などの病院ランキングはどうでしょうか?(日本ではまだ医師個人の口コミ評価はありません)

病院のランキング本は非常に売れているらしく、その一方で医師間のこれらのランキングに関する評判はあまり良くありません。

消費者側はいざ自分が病気になると、血眼になって「良い病院」を探します。一方、ランキングをつけられる側の病院・医師側は、ランキングに対してかなり懐疑的な見方をしているのです。

私は、ここには深刻な乖離があると考えています。また、消費者側で「病院に求めるもの」を明確にできていないと考えています。

消費者が病院に求めるものは、大きく分けて
・サービスの質・量
・医療技術
だと思います。

一般的なランキング本は、上記2つの点を一つにまとめようとしてるのが問題だと感じます。
つまり、経営努力としてサービスの質を上げることは可能ですが、医療技術というのは医師個人個人に依存する部分が多く、かつ、外部から計ることが非常に難しいのです。

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