先月、Bridgeという団体のビジネスコンテストに審査員として参加してきました。

○○総研や有名コンサルティング会社の方や、ビジネスプランを審査するに足る方々の中に混じって呼ばれたので、私の視点は一つ、「医療をビジネスの視点から変えるための道筋・実現性があるか？そのインパクトは？」に絞って審査させていただきました。

結果、社員食堂のランチに栄養指導をつけるプラン（なぜかテキストで書くと陳腐ですね・・・）が優勝したのですが、他にも面白い着眼点がある中での総合的なバランスで判断されました。

ただ、どのプランにしても私が感じたのは、「インパクトがなさそうだな～」ということでした。

学生によるビジネスプランなので、奇想天外な発想、柔軟なプランを期待していたのですが、「確かにできそうだけど、既にありそうだな」とか、「無いかもしれないけど、社会の変革は？」というものまで、ちょっと惜しいと感じました。この辺りは議論を練りあげていくと、小さくまとめてしまう国民性の問題なのでしょうか。

でも考えてみると、私が彼らの年齢の時には何も考えずに遊んでいただけですから、あのような場で議論を戦わしながら3日間でプランを練り上げる、という行為自体がかけがえのない経験なのだと思います。

主催者の想いのこもったスピーチも、審査員代表の方の指導的なコメントも良かったし、私個人としては、貴重な体験をさせてもらいました。