ベンチャーごっこ
2011.06.18
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会社を設立してからは7年となりましたが、その間、覚えている範囲だと「もう止めたら?」と対面で言われたことが、3回あります。
(もちろん、口には出さなくても善意で止めたほうがいいのでは?と思っていた人はたくさんいたかと思いますが(笑))
一回目は、取引先の紹介会社の方に、医師が全然集まらない中、サービスインから一ヶ月にして、「もう止めて医者に戻ればいいじゃない。才能ないよ。」と言われ、「・・・・・・。」返す言葉がありませんでした。
二回目は、MedPeerをスタートする直前に友人だった医師から、「博打だよね~。止めたほうがいいんじゃない?」と言われ、何の理由もなく、医師SNSの成立を確信していた自分は、この時も反応できず「・・・・・、まぁ頑張るよ。」と一言。
上記二回は、今となっては何で反応できなかったのか良くわからないのですが、恐らくまだまだ事業に対する本気度も足りず、とっさのことで思考停止してしまったのかと思います。
最後は昨年初頭だったこともあり、強烈に覚えています。
ある事業会社の知人の社長だったのですが、色々と事業の先行き、財務状況、提供サービス、構成メンバーのことなど、相談していたところ、「石見さん、あなたのやっていることはベンチャーごっこだよ…」とバッサリ。
その後、会社を経営するということの責任、社会的な影響、社員に対する責務などについて、彼の考えを聞くと、自分と考え方の違う部分はもちろんありましたが、納得出来る部分も多く、まだまだ色々なことが軌道に乗らずにもがいていたタイミングでもあり、、、涙しました。
反論できない経験という埋めようのない差に対する「悔しさ」、自分の甘い考えに対する「不甲斐なさ」、それ位情熱を持って叱ってくれる人への「感謝」。
人前で泣いたのは久しぶりでしたし、もしかしたらこの社長の前でなくても良かったのかもしれません。
今となっては良い思い出ですが、このような一場面一場面から自分の事業に対する覚悟が確かなものになり、小さな一歩かもしれませんが、成長できる瞬間を楽しんでいます。
ベンチャーごっこから、企業へ。
色々な意味があると思いますが、「覚悟」も一つの重要な要素であることを実感する毎日です。
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