Sermoから学ぶ(2)
2012.08.01
カテゴリー:MedPeer
さて、お約束した続編です。
最後の三つ目の理由。(重ねてお伝えしますがあくまでも限られた情報の中での私見です)
私は、この理由が決定的だと考えていますが、創業者であるDaniel氏がSermoから去ったこと。
今年初めに、Daniel氏は、http://par8o.com/wordpress/を設立してSermoを去りました。
私は、全ての事業(特にスタートアップ)においては、「狂気」のような勢い、常人には理解できない所に疑問を持つ創業者が必要だと考えています。
この創業者が、日々様々な壁にぶつかり、常に自分自身に「なぜこの事業をやるのか?」と問いかけを行いながら、自分の仮説を世に問うわけです。
これは日本であろうと米国であろうと同じなのではないかと思います。
その創業者がいなくなった時、まだ立ち上がって間もない組織は迷い、WorldOneというビジネスの芯を持ったGlobal企業に身を委ねる決断をしたのでしょう。もちろん、買収されたからといって、参加している医師は常に患者さんを診ているわけで、13万人もの医師がSermo内で日々情報交換をしているわけですから、Sermoの試みがこれで終わったわけではありません。これからもMedPeerの先達として参考にしていきたいと思っています。
というわけで、MedPeerでは、
・ビジネスモデルとして成立することを目指します(但し、ユーザ(医師)フレンドリーであることが大前提)
・MedPeerが医師を代表して政治的な主張を行うことはありません(但し、MedPeer内で様々な立場の医師が議論を戦わすこと、その内容をポスティング調査の結果公表などで「鏡」として世間に発表することはあります)
・私は辞めません(いつかは私がMedPeerを去る日が来るのかもしれませんが、まだまだ行程の10%も到達していないと思っています)
いよいよリニューアルも迫って来ました。
新しいMedPeerは次回のエントリーで公表します!
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