今後のMedPeerについて
医療への貢献と事業の成長を、同じものにする。その理想に本気で向き合い、挑み続けていく。

創業者の石見は、“Supporting Doctors, Helping Patients.”というMissionで、医師と患者さんのどちらがより重いかといえば、「それは患者だ」と折に触れて言います。石見と違い医療者のバックグラウンドを持たない私は、「患者を救う」という言葉は、何かとてもおこがましいものに感じられ、なかなかそこまでの踏ん切りがつかないことがありましたが、今はようやく「それは患者だ」と言う肚が括れてきたように思います。
かつて、私がかかりつけ薬局化支援サービス「kakari」の事業責任者をしていたとき、ある薬局経営者の方に「kakariの処方せん送信は、あなたが思っている以上に価値があるんだよ」と教えていただいたことがあります。薬局内の発表会で、薬剤師の方が末期がんの患者さんに同伴される奥様から言われたエピソードがあるとその方は言います。「kakariのおかげで、薬局で待つ時間が、夫と過ごす時間に変わった。ありがとう。」
私はこのときクライアントから、kakariが短くする「時間」が、患者さんやご家族にとって、時にこれほどまでの重みをもつことを、教えられたのでした。
患者さんとご家族の「時間」には多様な異なる価値があるのと同様に、企業にも売上、時価総額、ROE、PBRでは測れない多様な異なる価値があります。けれども得てして、創業時の想いを忘れ、外部から与えられた物差しが、あたかも自分たちを計る唯一の物差しのような錯覚に陥ることが、当社の歴史にも多くあったように思います。
非上場化を選択した当社は、今一度、創業来のMissionに立ち返り、社会に対して事業を通して、私たちが貢献できる可能性の大きさに「賭ける」チャレンジに向かいます。そのチャレンジを一言で言うとすれば、「事業の成長と医療への貢献が、全き同一のものとなるような事業モデルを創造すること」に尽きると、私は考えています。
理想論に過ぎると思われるかもしれません。ですが、困難な時代を迎える日本医療を本質的に支え次世代によき未来を残す上で、会社という組織が行う「事業」という仕組みの可能性に、私はあくまで信頼を置いてます。テクノロジーと事業の力をとおして、日本の医療をよりよい未来に変えていくということ、ここにどこまでも本気で向き合うチャレンジに、皆様のご指導を頂きながら邁進したいと考えています。
代表取締役 兼 執行役員社長
後藤 直樹

