お茶会
2007.08.15
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先週、尊敬している家元の主催するお茶会に参加してきました。

趣向は、「日の出を愛でる」です。

深夜に集合し、座禅を組み、五感で日の出を体験してきました。
京都からいらした老師の講話を聴き、無心に禅を組み、朝から懐石を頂き、締めはなぜか西瓜割り。

参加している皆様は、それぞれ一線で活躍されている方々で、かつ初参加は自分だけだったので緊張しました。でも、皆様とても気さくな方々、かつ自分なりのペースで「お茶」「禅」に取り組まれていましたので、違和感無く楽しませていただくことができました。

ここでは、お茶・禅のみならず、座禅着の着付けから食事の作法も全て修業です。お箸の取り方からご指導いただいて、その全てに理由があります。(お酒を頂くときは杯を空ける、というのは学生のコンパと同じでした)右脳で感じ、左脳で納得する。心地よい雰囲気の中に緊張感がある。こういう世界って、現代ではなかなか見つけられないですね。

考えてみれば、この世界、循環器内科のカテーテル室に似ています。心臓にワイヤーを通していく研ぎ澄まされた世界、この分野も危険を察知する「感じる」と理論に裏打ちされた「理屈」の両方がとても重要な世界です。自分は突き詰めることはできませんでしたが、職人気質の先輩には家元と同じような覇気が宿っていました。

数ヶ月に一回の開催ですが、またぜひ参加したいと思う、本当に心の洗われる一刻でした。写真、撮ってくればよかった…。

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