かなり遅くなってしまいましたが、今月、弊社11期第三四半期のクォーターミーティングを行いました。

上場前はクォーター毎の各部における進捗の定量的・定性的な共有をメインに行っていたのですが、上場企業となった今、定量的な数値はインサイダー情報になってしまうため、私のパートも含めて抽象的な内容になってきています。

不自由な部分もありますが、同時にそのタイミングで私の考えていることをメンバーの皆と共有する良い機会だと感じています。

今回伝えたかったのは、過去のMedPeerの歴史とそこから学んだこと、そして今後弊社の向かう方向性である事業全体の俯瞰図を共有することでした。

私たちは一昨年規定したOur Valuesを大事にしていますが、一つ一つの価値観は、その多くが過去の経験から学んだ教訓だったりします。

例えば、Our Valuesには

あらゆる価値観を歓迎し、敬意を払おう。

我々は家族である

という文章がありますが、これは、多様なバックグラウンドを持っている弊社メンバーが、時には語気が荒くなるようなディスカッションになったとしても(できる限り感情的にはなりたくないですが)、最終的には本音を語った後に「握手」をできるような建設的な発言をすることが「家族」なわけです。

そのことを理解できていれば普段の振る舞いも変わってくるはずで、このような日々の行動がOur Valueの上に塵のように積もってくる会社のCultureに繋がってくると考えているのです。

あまりに青臭いことを日々言い続けるのは照れてしまうわけですが、3ヶ月に一回くらいは過去の歴史を紐解きつつ、Our Valuesの成り立ちを説明する機会は貴重だと思っています。

また、来期以降の中期経営計画を作成している中で、今回初めて事業構想の俯瞰図を共有しました。
内容はブログに記載できないのですが、私が個人としてやりたいこと、それがどのように弊社Mission, Visionと整合しているのか？
どれくらい伝えることができたかはわかりませんが、皆ある程度納得してくれたような気がしています。

最近ある人に言われて気づいたのですが、我々は「医療ど真ん中」を目指していて、そのためのツールとしてITの力を利用しているのだ、ということです。それを俯瞰図の中で説明できたことは私にとっても学びでした。

そして今回何より嬉しかったこと。

それは来年春に弊社が初めて迎える新卒内定者一期生の3人が参加してくれたことです。恐らく数日前に「自己紹介よろしく」と言われたのだと思いますが、全員プレゼンテーションが上手かった！

私が大学生のころにパワーポイントを使って自己紹介するなんて考えられなかったのですが、今の学生は馴れているのか、堂々と自分をアピールできていました。何より、MedPeerのMission, Visionを理解した上で、やりたいことを既に自分ゴトとして捉えられていたことに感心しました。

来年新卒を迎えるのがとても楽しみになったのと同時に、彼ら彼女らに見本となるような絵を描き続けなければいけないな、と身の引き締まる思いでした。

会社は色々な意味で次のステージに向かうべく、試練を迎えている局面だと思っていますが、これからも「医療ど真ん中」を意識して邁進致します。

皆様のご支援を引き続きよろしくお願い致します！