2020年度の振り返り①メドピアグループ、東証一部へ
2020.12.03
カテゴリー:MedPeer
2020年9月15日に、メドピアグループは東証一部に市場変更をさせて頂きました。
ご参考:東京証券取引所市場第一部への上場市場変更に関するお知らせ
何とかここまで到達できたのは、グループのメンバー、そしてお世話になっている多くの方々のお陰です。
心から感謝いたします。
東証マザーズへの上場が2014年でしたから、6年以上が経過しての市場変更となりました。率直な所、IPOした時の高揚感と同時に感じた不安感のようなものは全く無く、ただただ責任の重さを実感しているのが本当のところです。
JPX前での1枚と上場通知書
COVID-19が激変させた世界
市場変更の準備開始は1年以上前、当然COVID-19禍のことなど想定外でした。思い返せば、本年1月下旬に社内で「これはパンデミックになるのでは…」と話題になってからあっという間の9ヶ月。IT企業である当社グループにとっては、それ程違和感なくリモートワークに突入できたとは言え、社内SEチームなどのバックオフィス陣は本当に大変だったと思います。
この間に、医師間、医師・製薬企業間、そして医師・患者間のコミュニケーションは全て、オンラインを前提としたスタイルへの変更を急速に迫られることになりました。その結果として、医師専用コミュニティサイトであるMedPeer内でのコミュニケーションは活発になり、製薬企業から医師向けの情報提供ツールとしてのMedPeerの重要度も高まりました。そして、医師患者間の第4の診療形態と呼ばれる「オンライン診療」が注目されるようになりました(他の3つの診療形態とは、外来・入院・訪問診療です)。
その意味では、この未曾有の危機がメドピアグループを含めたヘルステック業界においては、結果として追い風になっているわけです。飲食業、観光業など、苦境に陥っている業界のお話を伺う度に、この状況に決して甘えてはいけない。むしろ、この境遇に甘んずることなく業績を伸ばし、日本を代表する企業グループになって、経済を引っ張っていかなければならない、と強く思っています。
このような環境の中、私が個人的に考えていることは以下の3つです。
・メドピアグループ3事業の飛躍的な成長
・ヘルステック・エコシステムの構築
・将来を見据えたリアル医療への参入
最近思いついたようで、実は上場直後からやりたいことは変わっていない、ということに今更ながら気づいたのですが、メドピアグループのMission: “Supporting Doctors, Helping Patients.” を極大化するために、上記3つにいよいよ本格的に挑みたいと思っています。
次回からはそれぞれについて具体的に記載していきたいと思います。
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