薬局チェーンのCVS、Google Healthと処方履歴提供で提携
2009.04.08
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SEO-LPO.net様より

ゆっくりだが着実に、オンラインヘルスケア管理システム統一への取り組みが進められている。Googleは、新たにCVSと提携関係を結んだことを発表した。 CVSは米国の大手薬局チェーンで、今後同社の顧客は処方箋の全履歴をGoogle Healthにインポートできるようになる。CVSの提携は、すでにこの機能を実施済みのLongs Drugs、Walgreensなどの大手薬局に続くもので、これで全体では1億人以上のアメリカ人が、医療記録をGoogle Healthにインポートできることになった。Google Healthは昨年5月に開業した。

抜粋終わり

PHRについて、日本でもTOBYO様を情報源(health 2.0関連の人は皆さんこのblogで勉強されています(^^ゞ)に、徐々に認知度・理解度が深まってきていると思いますが、アメリカでは既に1億人が自分の処方状況をgoogle healthにインポートできるようになったようです。

私が医師になりたてのころは、患者さんも自分の内服薬を把握していないし、医師側でも患者さんに、「次回飲んでいる薬を持ってきてくださいね~」と伝え、次回持参された薬の番号を見ながら看護師さんに内服薬を調べてもらう、ということが当たり前に行われていました。(もちろん紹介状に記載されていることの方が多かったですが)

最近では、かかりつけ薬局、という制度が推進されているためか、患者さんが「お薬手帳」というものを持っていて、その手帳に患者さんの内服状況が記載されています。

簡単に言うとこのお薬手帳をオンラインにインポートできるようにしたものがPHRの一部(全部ではありません)であるということだと思いますが、患者さんの処方状況というのは非常に重要な情報ですし、併用禁忌の情報等が自動で表示されると事故も防げると思います。

将来的には、○○薬を飲んでいる人、という条件でソートして、簡単に治験への参加を呼びかけたり、ということが当たり前に行われるのでしょうね。

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google official blog: http://googleblog.blogspot.com/2009/04/cvs-joins-google-health-rx-network.html
Techcrunch: http://www.techcrunch.com/2009/04/06/cvs-signs-on-with-google-health-to-offer-comprehensive-pharmacy-history/

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