共同運営から3ヶ月経過
2009.12.12
カテゴリー:MedPeer
MedPeerへの名称変更から3ヶ月。やれたこともありますが、まだまだやれていないことの方が多いです。
会員はおかげさまで28,000名(日本の医師の約10%)となりました。平均年齢は46歳くらいですから、現役バリバリの先輩方が多いことになります。
その分、みなさん忙しい!というわけで、MedPeerを活性化するのはなかなか大変ですが、医師会員の協力があってこそ、目標を共有できてこそのMedPeerですから、地道に歩んでいくだけです。
先日も都内の眼科の先生にお会いして、色々とフィードバックを頂けましたし、協力をお願いしたところ、ご快諾頂きました。やはり医師の気持ちは医師にしか分からない。でも、内輪で固まっているだけでは問題解決にはならない。誰かが動き出さなければいけないんだな、と思います。
前回のエントリーでも書きましたが、何かをお願いする時、説明する時、やはり自分が本当に正しい、世の中に必要だ、と思っていないと相手に伝わらないと思いますし、そこはある意味勘違いでも良いのではないかと思います。
Next Doctors(MedPeerの前身)を始める際にも多くの人に止められたし、「そんな博打みたいなことしなくても・・・」と友人に言われた時は正直ショックでした。
それでも僕はこの医師のプロフェッショナル・ネットワークは世の中に必要だと思いましたし、少し振り返っても多くの協力して下さる人が現れたのは、その思いに共鳴してくれたからだと思います。
実際には、僕自身も始める時に確固とした信念があったわけではないのですが、多くの人々と話をしているうちに、この事業は必要不可欠なんだ、と確信に至った、というのが本当です。
さて、MedPeerで最近始めた取り組みとしては、MedPeer会員がMedPeer会員に聞きたいことを募集し、事務局が代行して調査を実施する、というものです。
「これって、みんなどう考えているんだろう・・・?」と思いはするものの、日常診療で忙しい医師がそれを周りに発信する事はほとんどありません。
一例では、「新型インフルエンザワクチンって、私たち医療従事者にも足りていないし、小児の重症例の方が多いけど、誰から打つのか?どのように供給されていくのか?行政・医師会の方針もわからないし・・・」という一人の会員医師の疑問から始まった下記の調査、1400名の医師の回答があり、おかげさまでいくつかのメディアに取り上げて頂きました。
http://www.medical-oblige.co.jp/press/posting_report.html
基本的にはMedPeerで目指していることは医師同士の情報共有・意見交換ですが、その共有された声を世間へ向けてこのような形で発信していきたいと考えています。
もし、お知り合いの医師がいらしたら是非MedPeerをご紹介して下さい。
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