社会起業家とは?
2010.02.27
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先日、久しぶりに社会起業家として最近引っ張りだこの友人と飲みました。
たまに彼のブログを見ると、「熱い想い」が伝わってきて、私も力をもらえる気がします。

お酒を飲むといつも彼に突っ込むのが、「社会起業家って、何?」です。

彼の尊敬しているところは、社会に対しての課題があって、それをきちんとビジネスにしていこうとしている所。
もちろん、事業を始めること、継続していくことはとても困難で、そのような話をお酒の席ですることは無いというのが僕たちの暗黙の了解で、色々と大変な事はあるのだろうな、と想像しています。まぁ、お互い様ですが。。

さて疑問に戻って、社会起業家とは何でしょうか?

wikipediaによれば、

社会変革(英: Social change)の担い手(チェンジメーカー)として、社会の課題を、事業により解決する人のことを言う。社会問題を認識し、社会変革を起こすために、ベンチャー企業を創造、組織化、経営するために、起業という手法を採るものを指す。

ということです。

でも、この定義って、私を含めベンチャー経営者にとってはあたりまえなことで、課題があるからビジネスの機会があり、課題を解決するからそのお礼として収益が生まれるのだと思うのです。

であれば、ほとんどのベンチャー企業経営者は社会起業家なのでしょうか?

おそらく答えはNOですね。

となると、この定義が少しおかしいのではないか?と思い、少し考えてみました。

そこで思い当たったのですが、定義文中の「社会」の指している部分に違いがあるのかな、と思います。

社会企業と呼ばれる企業の捉えている「社会」は、発展途上国などの国際問題だったり、貧困だったり、と「国家」というシステムが拾いきれない部分を捉えていて、その他の企業の「社会」は、「国家」内もしくは「国家」と無関係な切り口であって、既に出来上がっている部分を捉えているのかと思います。

少し強引に区分けをしている気もしますが、そう考えると、MedPeerで構築しようとしている医師のコミュニケーション・インフラ、そこから将来的に生まれるであろう医学的イノベーション、医療システムの効率化などは、後者に入るのでしょうか?

本エントリーを通して、私が「社会起業」という言葉に対して、ずっと感じていた違和感が少し明らかになってきた気がします。

私は、「国家」というシステムにあまりこだわりが無く、自分⇒自分の周りの人⇒医師⇒医療従事者⇒社会の人の向きにアクションを起こしていって、社会に医療の部分で貢献をしたいと思っています。そういう意味では、国家的、国際的な限定というものはなく、上記で言えば、例えば医師の部分に発展途上国の医師も入ってくるかもしれないわけです。

このように切り取っていくと、私の中ではまた「社会起業って、何だろう?」に戻っていってしまうのです。。。
切り口が違っていたのかもしれません。また飲んだ時に聞いてみよう(笑)
(ちなみに、私は和食や伝統など、美意識の部分や自然など、日本人であることを誇りに思っていますので、悪しからず)

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