「はてな」斜め読み
2006.07.09
カテゴリー:独り言

「へんな会社のつくり方」

「へんな会社」のつくり方

web2.0時代の旗手として注目されている「はてな」の特徴的な運営方法について書かれた本です。

キーワードは「オープン」です。社内の会議もweb上で公開したり、様々なクレームを企画に活かしたり、その他、立って会議をしたりとか、非常に参考になるアイディア満載です。

一つだけ、自分が注目していたポイントがあります。

「どこまでオープンなのか??」

社内の会議をオープンにする→どの会議までオープンにするのか?

企画会議?経営会議?

「はてな」は、イメージとして「オープン」=「消費者を大事にしている」なわけですが、利益を挙げなければいけない企業が、果たしてどこまでオープンに出来るのか?仮に全てオープンにすれば、取引先企業に迷惑をかけることになるわけです。

結果、オープンにしている会議の内容は、「アイディア会議」(消費者から届いたアイディアを検討する会議)でした。

考えてみれば当たり前で、会社の命運を決める重要なプロジェクト等までオープンにするはずがないわけで、ここは「クローズ」されているわけです。

この「クローズ」の部分は上手に隠しながら、「我々は常に開かれています!」という部分をアピールする。

このバランス感覚は非常に大事だと思います。

メディカル・オブリージュとしても、出来る限り多くのことをオープンにし、皆様の意見を伺いながら良いものを作り上げていきたいと思っています。

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