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2019.12.12
2019年 医師が選ぶ「医学界・医師界における今年の漢字一文字」発表! 1位は「令」に決定!
新元号「令和」の到来により医療変革への期待の声、災害多発や消費増税にも注目

医師12万人以上(国内医師の3人に1人)が参加する医師専用コミュニティサイト「MedPeer(メドピア)」を運営するメドピア株式会社(東京都中央区、代表取締役社長 CEO:石見 陽)は、会員医師を対象に「医学界・医師界における今年の漢字一文字(略称:2019年 医師が選ぶ今年の漢字)」を募集いたしました。結果、「令和」への改元を契機に、医療分野における新たな変革への期待が膨らんだことを背景に、今年は「令」が最多得票となりました。

MedPeerkanji2019


■MedPeer調査結果:「2019年 医師が選ぶ今年の漢字」(総回答:3,004人)

    漢字/ 回答者数 / 比率 / 主な選出理由
1位: / 366 /12.2% / 新たな時代「令和」を迎えたことによる医療の変革への期待から
2位: / 286 / 9.5% / 台風など、大きな自然災害が各地で多発したことから
3位: / 85  / 2.8% / 台風や大雨による水害が相次いだ年であったことから
4位: / 84  / 2.8% / ラグビーワールドカップ開催で話題となった「one team」や、災害時の医療連携など医療現場での実感から
5位: / 78  / 2.6% / 新薬や医療機器の開発、新専門医制度など医療業界の新たな動きから

「2019年 医学界・医師界における今年の漢字一文字」の募集に対し3,004人の医師が回答し、「令」が最も多い366票を得た。令和という新時代を迎え、医療分野にも新たな変革への期待が膨らんだことを背景に、「令」が選ばれた。

第2位の「災」、第3位の「水」については、昨年に続き、台風や豪雨による風水害といった災害が多発した年であり、医師にとっては、医療施設の浸水被害が報道されたことが印象的だったことや、病院としての非常時体制など災害と医療の関わりがより密に感じられたとの意見が多かった。

第4位から第7位までは「和」、「新」、「改」、「変」は、といった改元に関連する漢字がランクインし、「新薬」「地域医療改革」「診療報酬改定」など医療業界の大きな変化に言及するコメントが多く寄せられた。

■ベスト10と、主な理由(コメント抜粋)

1位 「令」 366票
・令和の令。近代史上初の生前退位による即位。医療の分野でも新しい変革を期待して。(50代、産婦人科)
・新時代令和での働き方改革による環境改善への期待を込めて。(50代、脳神経外科)
・災害も多く、大変な年だったけれど、新天皇に代わり新しい時代の幕開けで、きっと何か良いことがあると期待を持てる。(60代、消化器内科)
・医学界に限らずの話ですが、改元されて”令”という字の使用頻度が著明に増加しました。(50代、代謝・内分泌科)

2位 「災」 286票
・豪雨などの自然災害が多く、沢山の病院・診療所が被災した。(50代、皮膚科)
・昨年に続いて災害が多い年で、災害時の医療体制を平時から予測・準備することが重要に思えました。(50代、一般内科)
・こんなに自然災害の脅威を肌で感じた年はなかったです。改めて自身や病院の災害対策を考え直さなければならないと思いました。(30代、麻酔科)

3位 「水」 85票
・断水も病院にとって大変な災害。備蓄の必要性を実感した。(60代、一般外科)
・夏場の熱中症の脱水、水害被災者の健康被害が印象的であった。(50代、一般内科)
・我が国は今年も複数回の災害に襲われました。広域に及ぶ水による災害が繰り返されるたびに医療の無力さが実感されたことから「水」を選びました。(60代、精神科)
・水害がこれほど多い年もないであろう。また、令和の元号になったことに関連し、天皇陛下が水の研究をされていることも挙げられる。(60代、一般内科)

4位 「和」 84票
・今年のラクビーの活躍は感動しました。one teamは和といってもいいと思います。(60代、整形外科)
・令和元年で、災害対策やラグビーなど、一致団結して動いたことが多い印象なので。(30代、健診・予防医学)
・新しい年号の和であるとともに、近年では、他職種が関わるチーム医療が効果を上げてきている。今後もますますその傾向は高まると予想される。チームの和が大切である。(60代、腎臓内科)

5位 「新」 78票
・新しい治療薬、治療法がたくさん出てきたと思い選びました。(30代、一般内科)
・新専門医制度が本格的に稼働したから。(40代、一般内科)
・いろいろな新しい医療技術や医療器具などが日新月歩で開発されたから。(40代、消化器内科)

6位 「改」 77票
・働き方改革や診療報酬改定など、いくつかあったため。(40代、小児科)
・地域医療改革が進められているから。(50代、健診・予防医学)
・自分の職場でもそうですが、働き方改革が声高に叫ばれ、今まで見直されてこなかった医師の働き方が少しずつ見直されつつあるから。(20代、その他)
・病院の改編、統廃合などが気になりました。(30代、その他)

7位 「変」 61票
・変革の年であったと感じることや、例年よりも医師の事件に関しての報道が多かったと感じることから「変」な時代になっていると感じること、新専門医制度・働き方改革が進み変化を感じられるようになってきていることから、選びました。(40代、一般内科)
・気候変動、個人的にも社会的にも時代の変化を感じた年だった。(60代、一般外科)

8位 「税」 59票
・消費税増税は、私生活のみならず病院経営にも少なからず悪影響があります。ますます台所は冷え込むばかり。(50代、耳鼻咽喉科)
・医療には公的インフラとしての役割もあるが、消費増税で経営難になる医院が増えるのは想像に難くない。(30代、整形外科)

9位 「嵐」 54票
・医療界・自然災害・芸能界…この一字が全てを語っています。(50代、心療内科)
・病院統合の話が一番大きい。また台風による災害が続いたし、アイドルグループも活動休止するからこの漢字。(50代、精神科)

10位 「減」 49票
・医学部定員削減や公的病院の統廃合があった。(40代、眼科)
・消費税増税、患者数減少、人口減少、出生数減少、病院の統廃合、収入の減少など減っていった1年。(50代、整形外科・スポーツ医学)

■調査概要

調査期間:2019年11月14日(木)~2019年11月26日(火)
有効回答:3,004人(回答者はすべて、医師専用コミュニティサイトMedPeerに会員登録をする医師)
調査方法:インターネット調査
質問:今年2019年の「医学界・医師界」表す漢字を「1文字」でご回答ください。

■過去の調査結果

・当募集「医学界・医師界における今年の漢字一文字」は、2012年から毎年実施し、今回で8回目の開催となります。
・昨年2018年は、京都大学特別教授・本庶佑氏がノーベル医学・生理学賞を受賞し、「がん免疫療法」が注目を集めたことを背景に、「免」が最多票となりました。

※過去の結果詳細はこちらをご覧ください。
2018年度・・・1位「免」≫https://medpeer.co.jp/press/6125.html
2017年度・・・1位「専」≫https://medpeer.co.jp/press/4702.html
2016年度・・・1位「高」≫https://medpeer.co.jp/press/3465.html
2015年度・・・1位「偽」≫https://medpeer.co.jp/press/2448.html
2014年度・・・1位「偽」≫https://medpeer.co.jp/press/2048.html
2013年度・・・1位「偽」≫https://medpeer.co.jp/press/653.html
2012年度・・・1位「再」≫https://medpeer.co.jp/press/533.html

■引用・転載時のお願い

本調査結果の引用・転載時には、必ず下記のとおりクレジットを明記いただけますようお願い申し上げます。
医師専用コミュニティサイト「MedPeer」調べ、と明記ください。
・WEB上での引用に際しましては、「MedPeer」に https://medpeer.jp へのリンク付与をお願い致します。
画像データの提供をご希望の場合は、下記問い合わせ先までご連絡ください。

【メドピア株式会社について】
「Supporting Doctors, Helping Patients.」をミッションに、医師12万人(国内医師の3人に1人)が参加する医師専用コミュニティサイト「MedPeer」を運営し、医師の臨床やキャリアを支援。2019年からは薬局・薬剤師向けの支援サービスも提供を開始。グループ全体では、法人向け産業保健支援サービス「first call」や、管理栄養士による食事コーチングサービス「ダイエットプラス」、特定保健指導など、専門家ネットワークを活かした各種ヘルスケアサービスを展開している。
参照URL:https://medpeer.co.jp/

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