組織の「熱」の伝導率
2013.05.05
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Into the mold

久しぶりに結構ゆっくりと過ごせている連休です。

さて、私が会社の雰囲気について聞かれた時、「若さが売りのイケイケのベンチャーではないんです」と話すことがあります。
実際、メンバーは30代前後の層が一番多いので、ITベンチャーで多い「社員平均年齢2〇歳!」というのは当社には当てはまらないのです。

一方、それではメンバー全員が落ち着いていて、いつも冷静沈着、淡々と業務が進んでいくのかというとそうではありません。皆がそれぞれの「MedPeerこうあるべき」という気持ちが強いからこそ、時にはメンバー同士が衝突することもあります。個人的には、もっともっと皆が言いたいことを言える文化をどのように創っていけばいいのか?模索しているタイミングでもあります。

私を知っている人からは、「どんな時に熱くなるの?」と聞かれるくらい外見上は冷静に見えるようですが、実は私自身も常に抑えるのが大変な位「熱」を持っているつもりです。
臨床の現場に身を置いていなければならない、というスタンスもそうだし、全国のExpertやMedPeerのファンの先生方と直接お会いしてその「熱」を感じなければ現場から離れてしまう、という危機感も「熱」の表れなのだと思っています。
中々わかってもらえないのですが(笑)

メンバー一人一人と話していると、それぞれが色々な考え方を持っていて、熱くなったり、時にはスランプで冷えてしまったり、ということがあります。
人間である以上、様々な環境に影響を受けることは当然ですが、その影響をどのようにすれば最小限にできるのか?また、どのようにすれば高い熱を組織全体にいきわたらせることができるのか?

それが今回のタイトルにおいた「熱の伝導率」なのかな?と思っています。
そして組織の「熱の伝導率」を上げる要素が、各自のコミュニケーションの質と量だったり、様々な制度・仕組みだったりするのだと思います。

まだまだ組織としては経験不足な当社ですが、非常に優秀なメンバーが集まっているので、様々な人々にアイディアをもらいながら個人として、また組織として皆で成長していきたいと思っています。

一八九一年(明治二四年)のある日、ドイツ留学中の北里を、ストラスブルグ大学に留学中の生化学者、荒木寅三郎(後の京都 帝国大学総長)が訪ねた。そのとき、北里はこう言って若き友人を励ました。「人に熱と誠があれば何事も達成する。世の中は決して行き詰まらぬ。もし行き詰まったとしたら、それは人に熱と誠がないからだ。」研究への取り組みや人との交わりに対する北里の信念だった。(テルモ様HPより

上記の文章を見ていてたらそんなことを考えた連休でした。

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