Health 2.0 Asia – Japan 開催への想い
2015.08.25
カテゴリー:Health 2.0

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来る2015年11月4、5日に、弊社主催でHealth2.0 Asia – Japanを日本で初開催させて頂くことになりました。

https://health2.medpeer.co.jp/

最近滞ってしまっていましたが、今まで開催していた各chapterはほぼ手弁当で開催していたもので、今回開催させて頂くHealth 2.0 Asia – Japanは、米国からの様々なサポートを受けながら日本で初めて開催するカンファレンスになります。

ここで少し思い出話を。

私が初めて米国のHealth 2.0に参加したのは、6年前の2009年になります。

当時我々がベンチマークしていたSermoを訪問したり、Health 2.0の主催者であるMatthew氏とIndu氏に会ったりしたのも確かこの頃になります(一年くらいずれているかもしれませんが)。

医師限定SNSであるSermoのリリースは2006年で、MedPeer(当時はNext Doctorsとしてスタート)は1年遅れての2007年。私と同じ医師であるDaniel氏がスタートさせたサービスとして、憧れの気持ちを抱いていました。

当時は、有名科学誌Natureと提携したり、FDAとの提携のニュースが流れたり、とHealth 2.0の潮流の中心だったので、会った時に彼に何度も言われた、「Business modelに拘るべき!」という言葉は今でも鮮明に覚えています。

そのSermoは2012年に創業者であるDanielが身を引き、別のベンチャー企業に買収され、今はそれ程突出した存在ではなくなってしまいました。

さて最近、Health 2.0で利用されている米国におけるHealth 2.0の変遷を見てみましょう。

彼らは、その変遷を以下の4つのフェーズに分けています。

1. 患者/市民が 生み出すテクノロジー
User-generated healthcare

2. 患者と医師/ 病院を結ぶ
Users connect to providers

3. 治療の提供方法を刷新し、医療の質を高める
Partnerships to reform delivery

4. データが決断と発見を導く
Data drives decisions & discovery

このフェーズ1で重要な役割を果たしたのがSermoであり、患者SNSであるPatientsLikeMeであったわけです。
無料の電子カルテでIPOも近いと言われるPractice Fusionでさえフェーズ3で、既にそのデータを利用していかに決断に結び付けるか?という次のフェーズに対する取り組みが始まっているわけです。

残念ながらSermoはこの過酷なエコシステムの中で脱落しつつある印象であり、他方のPatientsLikeMeやPractice Fusionなどは事業を拡大している印象です。このような新旧入り乱れるダイナミックなエコシステムがシリコンバレーの特徴であり、アメリカの競争力の源泉になっています。

翻って、「日本におけるヘルステックの5年間」はどのような状況でしょうか?

近年でこそ、医師や、他業界からの起業家が増えてきている印象ですが、まだまだチャレンジが多いとは言えないと思います。

そして、巨大な資産・優秀な人材を有している政府、大企業の動きは依然として鈍いと感じます。

米国のHealth 2.0では、多くのベンチャー起業家が積極的に情報を発信しています。そして、彼ら以外にも、そこから多くのことを学ぼうとしている政府関係者、大企業の経営企画や開発関連の方々、病院関係者、製薬業界の方々、とてもバラエティーに富んだ人々が集まっています。

Health 2.0の特徴は、ベンチャーが集まってピッチ大会を開いているのではなく(もちろんピッチを否定するわけではありません)、政府・大企業・スタートアップ・投資家が入り乱れて情報交換し、ネットワーキングをしていることにあると思います。

先ほど書いた通り、ようやく日本でもヘルステック業界において、ベンチャー企業や企業内ベンチャーなどのチャレンジが生まれてきています。

そして、先日政府から発表された「保健医療2035」でもITの活用が明記されています。

医療というのはその国の文化と密接に結びつくものであり、アメリカの物まねをする必要はありませんが、多様性の中から創造・革新が生まれることは間違いありません。

米国外のHealth 2.0カンファレンスでは、共同創業者のMatthewとInduが揃うことはあまりありませんが、Health 2.0 Asia – Japanでは二人の来日が決定しました!

この二人の掛け合い(早口ですが…)もこのイベントの楽しみの一つです。

是非会場でヘルステックの新潮流を体感し、感じたことを皆で共有しましょう!!

2015年11月4日~5日に、会場でお会いできることをスタッフ一同楽しみにしています。

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