アウトプットは難しい。
2008.12.13
カテゴリー:企業・会社経営
半年間続けてきた、「医療タイムス誌」での連載が終了しました。
医学部というと理系の印象があるかもしれませんが、自分は完全な「文系頭」。入試の時も、英語・国語・日本史で点数を稼ぎ、理系科目については何とか守りきる、というスタンスでセンター試験に臨んでいたほどです。
というわけで、私は文章を読んだり書いたりするのは結構好きです。
なので、今回の連載の話を頂いた時もかなり忙しい時期だったのですが、「まぁ、大丈夫でしょ」という気持ちでお引受しました。
しかし、、、辛かった・・・。
当たり前な話ですが、何かを書き、人に伝える時には、「伝えること」が明確になっていなくてはいけません。
その時その時で「あ、これは書きたいな」と思うことがあっても、翌日考えてみると、「んー、これはまだ自分の中で結論・主張が固まっていないな」と思うことも多く、なかなか筆が進まなかったのが事実です。
この半年で学んだことは、十分なインプットとそれを検証する時間・能力が無ければ、不十分なアウトプットしか出すことができない、という当たり前な結論でした。
事業の立ち上げ期というのは、体力的にも精神的にも外部へエネルギーを発散している時期で、十分なインプットを入れる余裕がありません。それまでの蓄積を元にアウトプットしていくことになるわけですが、ひと・もの・かね、全てが不足している状況なので、だんだん手詰まり感がでてきます。
インプットというのは最新の情報を自分に入力していく、という意味もありますが、様々な行動には必ずフィードバックがあるわけで、そのフィードバック(=経験値)も重要なインプットになっていきます。その意味では、私にとっては、もしかすると一年くらい早かったのかもしれません。
とはいえ、今年も本当にたくさんの素晴らしい出会いがあり、多くのことに挑戦し、まだまだ十分ではありませんが、少しずつ成果が生まれつつあります。
これからも焦らず、時には地道に、タイミング次第では果敢に事業を軌道に乗せていきたいと思います。
何はともあれ、このような機会を与えてくださった「医療タイムス」様に感謝!!!
(Picture by Felipe Skroski)
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