米国でのHealth 2.0 Consumerは6年で2倍に。
2008.12.15
カテゴリー:医療関係

米国でのHealth 2.0消費者数は、6年間で2倍に、オンラインで薬剤情報を検索する人は3倍に増えているそうです。

2008年のeHealth consumerは1億4500万人。
2008年のePharma consumerは9500万人。

Heatlh 2.0 consumerは、6000万人とのことです。
eHealthについては定義されていなかったので不詳なのですが、Health 2.0 consumerとは、

「一年以内に、read health-related blogs, message boards or participated in health-related chatrooms; contributed or posted health content online such as: writing or commenting on a health-related blog, adding or responding to a topic in a forum or group, or creating health related web pages, videos or audio content; used online patient support groups, message boards, chatrooms, or blogsを利用した人」とのこと。つまり一年以内に、ヘルスケア関連のブログとか、掲示板とか、チャットとかに参加したり、ウェブページを作成したり、動画を作成したり、患者のサポート団体を利用したりした人、とのことのようです。

ソーシャルメディアというのは、流行りだすと添付したグラフのように一直線の正比例の曲線ではなく、指数曲線を描くのが普通だと思っていましたので、「6年で2倍」というのは、私にとっては意外に少ないな、という印象です。

ブロードバンドが発達したのはここ10年ですから、これからコンテンツが充実して、まさに指数関数的にユーザが増えていくのはこれからなのかもしれません。

また、eHealthの特徴として、今までのマスを対象としたマーケティングではなく、ニッチな病気へのアプローチが可能になり、ヘルスケア企業がその分野に注目しだしている、という記事には納得感があります。

高脂血症や高血圧症など、非常に多くの患者さんが存在する疾患への薬剤は一通り出揃い(もちろんまだまだ必要ですが)、特定の疾病などに対する薬剤(オーファンドラッグ)の開発が増えてきていますが、不思議とこのような流れと一致している気がします。

ロングテールとオーファンドラッグ、personalizeは時代の趨勢なのでしょうね。


http://www.readwriteweb.com/archives/number_of_us_health_20_consumers_60_million.php

原著はこちら
http://www.manhattanresearch.com/research/white-papers/catch-the-new-pharma-marketing-wave.aspx

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