伝える力
2012.03.01
カテゴリー:Health 2.0

先週は、Health 2.0 Fukushima ChapterのHackathonで審査員を務めました。

学生を中心に、各チームが一晩徹夜で様々なアイディアを練ったり、プログラムを書いたり、デザインしたりします。

その若さに正直圧倒されましたが、同時に「伝える力」の重要さを感じました。

伝える内容が一番重要なのは言うまでもありませんが、その内容をどのように聴衆に伝えるのか?

私自身、最近は色々と講演をする機会も多く、その度に資料を作成し、ある程度の予行練習をしますが、いまだに納得のいくプレゼンテーションをすることができません。

伝える内容があった上で、声の抑揚やデザインなどの視覚、その他様々な効果を駆使してより多くの人々に伝える技術、これから益々必要になりますね。

コミュニケーションというのは、「相手にわかるように話す」ということではなく、「相手にわかるように話し、理解してもらい、行動を起こさせることだ」と聞いたことがありますが、自分はまだまだなので努力したいと思います。

さて今回貼りつけたのは、私の兄が活動している「大阪ライフサポート」の作成したビデオです。

心臓突然死で亡くなられた高円宮殿下が生前に作られた詩を、青木まり子様が歌っています。
活動がかなり広がって、サポートメンバーも募集しているようなので、ご興味のある方は是非連絡を取ってみて下さい。

下記に兄の文章を転記しておきます。

PUSHプロジェクトでは、我々の想いを広く知ってもらい、心肺蘇生やAEDを勉強しようとより多くの方に思ってもらうために、日本心臓財団の応援を得て、メッセージビデオを作成しました。メッセージビデオには、PUSHプロジェクト副委員長の前重さんをはじめ、突然死で大切なご家族を亡くした方々、救命された方々からのメッセージをいただき、突然死で亡くなった高円宮殿下が生前に作られた詩を親交のあった歌手の青木まり子さんが歌って下さっています。

このメッセージビデオを通じて、更に心肺蘇生・AEDの認識が広がり、1人でも多くの方が救われることを願っています。
この取り組みを続ける我々自身にとっても、活動の支え、後押しになるもので、メッセージをくれた皆様、楽曲を提供してくれた青木さん、制作に協力してくれた皆様に感謝します。

京都大学 環境安全保健機構 附属健康科学センター(予防医療学)
石 見  拓

  • カテゴリー:Health 2.0
Copyright(C) ALL RIGHTS RESERVED , MedPeer, Inc.