「消える産声」を見た。
2006.09.25
カテゴリー:医療関係
地方の産科医不足の現状を描いたドキュメンタリーですが、心から悲しくなってきました。。
自分の周りの産科医も、転科(専門科を変えること)していたりしていて、地方の現場は大変だろう、という予想はしていましたが、
こんな事になっているとは。
医師にスポットが当たっていましたが、間違いなくその他の看護師・コメディカルの方々も大変なはずです。
こういう問題があるとき、ミクロ的にその現場を助けたい、と思う視点と、マクロ的に政策などを変えたい、と思う視点があると思います。
マクロ視点が偉いわけではなく、どちらも尊いわけですが、自分の場合はマクロ的に変えていきたい、と考えました。
そういう流れから、自分は一時期、厚生労働省に入って政策立案に関わりたい、と考え、医系技官(厚労省所属の医師)
の方々にお話しを伺った時期がありました。しかし、その現場も、国会のある期間は午前様、その割にお給料は非常に安い、
という状況を聞いて断念。。。
医系技官の方々は理想に燃え、ダイナミックな仕事をしているのですが、ここも充分に報いられているとは思えません。
国の根幹サービスを支える医療従事者自身が幸せになれない状況は、そのサービスを受ける国民自体にとっても不幸な状況なのでは?
と思います。
私が作ろうとしている医師のネットワークは、医師にとって常に居心地の良い場所、安心できる情報等を提供していきたいと思っています。
他に看護師さんやコメディカルの方々で思いを共有しているメンバーもおりますので、それぞれにあったサービスも必要でしょう。
そしてその先には、このネットワークを使って、医療サービス提供者である医療従事者と、
受給者である皆様とでいろいろな情報を共有していただきたいと思っています。しばらくは非常に内向きな会社ですが、
皆様どうぞ温かく見守ってくださいね。
- カテゴリー:医療関係