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2021.06.04
サントリーグループの産業保健体制の全面刷新に「first call」を採用
新たに設置する「統括産業医」・「地域産業医」の選任や、「オンライン産業医面談」サービスの 提供で、グループ従業員の健康を増進、グループ全体に段階的に展開

メドピア株式会社(東京都中央区、代表取締役社長 CEO:石見 陽)の連結子会社である株式会社Mediplat(東京都中央区、代表取締役 CEO:林 光洋、以下当社)は、サントリービジネスシステム株式会社(東京都港区、代表取締役社長:石川 一志、以下サントリービジネスシステム社)を通じ、サントリーグループに対し、産業保健支援サービス「first call」の「オンライン産業医面談」サービスの提供やグループ産業医の体制構築・統括業務を担うことで、サントリーグループの健康推進施策をサポートしてまいります。

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サントリーグループは、2014年に「健康づくり宣言」をし、看護職のエリア担当制の導入、看護職との健康面談、社内向け健康情報サイト「Health-ma」の開設などを行うことに加え、2016年からは経営層がGCHO(Global Chief Health Officer:健康管理最高責任者)に就任し、新たに「健康経営」をスタートさせるなど、健康推進体制を強化しています。また、世界中のグループ会社を対象としたグローバルウォーキングイベントや、社内独自の禁煙施策を初めとするさまざまな取り組みを推進し、中長期的な目標として健康KPIを設定することで、心身の不調・疾患を未然に防ぐとともに、すでにスタートしている「働き方改革」とも連動し「やりがいのある会社生活」と「プライベートの充実」の実現を目指しています。
その取り組みが評価され、経済産業省と日本健康会議が共同で実施する「健康経営優良法人(大規模法人部門)~ホワイト500~」に2017年以降4年連続で認定されました。

そのような中、サントリーグループは、新型コロナウイルスの感染拡大長期化に伴う従業員の健康不安の増加に対応すべく、2021年1月から当社が提供する「オンライン医療相談」サービスを導入しました※。これにより、サントリーグループの従業員とその家族は、さまざまな医療・健康上の疑問や不安をチャットやテレビ電話でいつでも専門医に相談することが可能になりました。

一方で、サントリーグループではこれまで、産業保健業務に必要な体制構築から業務の遂行を会社・事業場単位で個別に実施していたため、国内グループ各社及びその事業場に大きな負担となっていると同時に、グループ全体で産業保健業務に関する統一した判断基準を作成することが困難になっていました。そのような中、サントリーがグループ企業に実施したアンケートでは、回答企業の多くが、健康経営の意義と必要性を認識しながらも、コストと業務負荷の両面から実施が不十分であることが分かりました。そこで、グループ共通基盤として産業保健体制を構築することで、コストと業務負荷を抑制しながら、健康経営を強力に推進できると考えました。
そのような課題認識を基に、当社とサントリービジネスシステム社はサントリーグループ全体で「健康経営」を構造的に推進していくことが、サントリーグループの事業成長の基盤となるとの共通認識の元、ディスカッションを重ねてまいりました。
その結果、2021年4月より、サントリーグループでは各社が個別に産業医を配置するこれまでの形式から、全国を9エリアに分けたうえで、それぞれのエリアに「地区産業医」を配置し、その産業医がエリア内のグループ企業・事業場を横断して担当するエリア担当制に変更します。加えて、サントリーグループとしての判断基準を統一し、グループ方針に基づいた産業医業務を実現するために、各エリアに配置された「地区産業医」を統括する「グループ統括産業医」を新たに設置することとなりました。さらに、産業医面談では、面談を受ける従業員並びに面談を実施する産業医の時間や場所の制約をなくし、より迅速・丁寧に対応できる体制を確立するために、「オンライン産業医面談」を積極的に活用しています。これらの取り組みにより、サントリーグループで働く従業員全員が会社・勤務地に関わらずグループ基準に基づいた同等なフォローを受けられるような体制の実現を目指しています。

サントリーグループのこのような取り組みに対して当社は、「統括産業医」・「地区産業医」の選任及び「オンライン産業医面談」のサービス提供により、適切に産業医面談を実施できる環境を提供するとともに、新たな産業保健体制の構築をサポートしてまいります。

今後も「first call」は、企業の従業員が専門医にいつでも相談しやすい環境をつくることで、従業員の不調を早期発見・早期対処できるサポートをすると同時に、人事労務担当者の産業保健業務の効率化を図る機能・サービスを拡充し、企業の健康推進をサポートしてまいります。

※2021年1月20日発表 「メドピアグループ、サントリーグループに「first call」のオンライン医療相談サービスを提供開始」
https://medpeer.co.jp/press/8894.html

■当社がサントリーグループに提供する主なサービス内容

・「産業医」サービス
-統括産業医(グループ産業医体制の構築・管理)
-各事業場の嘱託産業医業務
-オンライン産業医面談
・「オンライン医療相談」サービス(2021年1月より開始)

▼サントリーのグループ産業医体制と提供サービス
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■参考:「first call」の法人向けサービス概要

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①オンライン医療相談・産業医相談
日常生活における自身と家族の体調の不安や悩みについて、チャットとテレビ電話でいつでもどこからでも医師に相談いただけるサービスです。一般内科や小児科、産婦人科、精神科など全12科目での相談(匿名)に専門医が実名で回答します。尚、医療相談は、従業員専用アプリもしくはWEB版のいずれでもご利用いただけます。
また、経営者や人事担当者が、「first call」に登録されている経験豊富な産業医に、自社での健康対策等についてチャット形式で相談することも可能です。

②産業医訪問・オンライン面談
産業医の定期訪問からオンラインでの面談まで、産業医業務を受託するサービスです。産業医面談をテレビ電話でも実施可能とすることで、国内外の支社の従業員など、面談調整が困難であった従業員とも早期に面談が設定できることに加えて、日程調整など人事の業務負担も軽減します。

③ストレスチェック
WEBで簡単に従業員のストレスチェックや、部門やチームなど職場毎のストレス状況を可視化するサービスです。受検一斉案内から受検状況の確認までをシステム上で一括して実施でき、1年に何度でも人数制限なしに無料でご利用いただけます。「産業医訪問・オンライン面談」と合わせて導入することで、ストレスチェック後の産業医面談までをオンライン上で一元管理しながら実施することが可能となります。

④健診管理サービス
健診機関ごとにフォーマットが異なる健診結果をデータ化し、オンライン上で一元管理することができます。健診の予約から受診実績管理や産業医との健診データの授受などもオンライン上で可能とするなど、段階的に機能の拡充を図ってまいります。

<「first call」に関するお問い合わせ>
お申込みのご希望や、ご不明な点などがございましたら、以下からお問い合わせください。
contact@mediplat.jp

【メドピア株式会社の概要】
会社名: メドピア株式会社
所在地: 東京都中央区銀座6-18-2 野村不動産銀座ビル11階
設 立: 2004年12月
代表者: 代表取締役社長 CEO 石見 陽(医師・医学博士)
事業内容: 医師専用コミュニティサイト「MedPeer」の運営、その他関連事業
URL: https://medpeer.co.jp

【株式会社Mediplatの概要】
会社名:株式会社Mediplat(メドピア株式会社子会社)
所在地:東京都中央区築地4-1-1 東劇ビル15階
設 立:2015年11月
代表者:代表取締役 CEO 林 光洋
事業内容:産業保健支援サービス「first call」の運営、ライフログプラットフォーム事業
URL:https://firstcall.md/Home/About

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